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2018年はこれを聴く! DAN AUERBACHと彼のレーベル、EASY EYE SOUNDの新展開に注目!

Danauerbach

 
 
ミュージシャンとして活躍するかたわら、いつ休んでいるの?!と不思議になるくらいプロデューサー業、スタジオ経営にも精を出すダン・オーバックがそれだけでは飽き足らないと言わんばかりに今度は、所属レーベルであるノンサッチで自分のレーベルを始めてしまった。
 
レーベル名は、ナッシュビルにある彼のスタジオの名前と同じEasy Eye Sound。ここを拠点に自分がかっこいいと思う音楽を送り出していこうと考えているのだろう。
 
レーベルとしてのEasy Eye Soundのリリース第1弾は、今年6月にリリースした自身のソロ・アルバム『Waiting On A Song』(EES-001)。
 
 
 
Danauerbach_2 Waiting On A Song / Dan Auerbach
 
 
 
 
 
それから6か月、12月8日には昨年、63歳でミシシッピのレーベル、Big Legal Messから『Age Don't Mean A Thing』でデビューしたブルース/R&Bのシンガー・ソングライター/ギタリスト、ロバート・フィンリーによる2作目のアルバム『Goin' Platinum!』(EES-002)を、ダン自らのプロデュースでリリースした。
 
 
Robert_finley_goin_platinum_ees_0 Goin' Platinum! / Robert Finley
 
 
これが素晴らしい作品だった。
 
ダンはロバートの歌をもっと多くの人に聴いてほしいと考えたのだろう。Big Legal Messのヘッドであるブルース・ワトソンとジンボ・マサスがプロデュースした前作のサザン・ソウル路線を受け継いだうえで、新たに女性コーラスを巧みに使ったキャッチーなアレジを加え、彼の歌をより多くのリスナーにアピールできるものにしたのは、まちがいなくダンの手腕だ。
 
 
 
 
正直、ダンのプロデュースワークは、ハマる時とハマらない時があると思うのだが、『Goin' Platinum!』は見事にハマった。ダンのソロ同様にポジティヴなヴァイブに満ち溢れているようなところもいい。
 
Easy Eye Soundの今後のリリースががぜん楽しみになってきた。
 
すでにEasy Eye Soundのウェブサイトでは、シャノン&ザ・クラムスの『Onion』、ソニー・スミスの『Rod For Your Love』という2月、3月のリリースが発表されている(その後、4月にはリンク・レイの未発表曲「Son of Rumble (/Whole Lotta Talking)」を7インチ・シングルとしてリリースする)。
 
 
 
Shannonandtheclamsonion1200_2 Onion / Shannon & The Clams
 
 
Sonny_smith_rod_for_your_love_0c260 Rod For Your Love / Sonny Smith
 
 
シャノン&ザ・クラムスは、オールディーズな魅力もあるオークランドのガレージ・パンク4人組。『Onion』はすでに8年ほどの活動歴を持つ彼らの5作目のアルバムとなる。
 
 
 
 
ソニー・スミスは、サンフランシスコのシンガー・ソングライター。その活動は90年代の半ばまで遡ることができるらしい。07年にはサンフランシスコのインディー・シーンのミュージシャン達とローファイ・ガレージ・バンド、ソニー&ザ・サンセッツを組んで、多くの作品をリリースしてきた。
 
 
 
 
『Onion』『Rod For Your Love』ともにダンによるプロデュース。
 
ベイエリアのインディー~ガレージ・シーンに急接近した新たなコネクションが興味深い。
 
それが今後、どんな活動につながるのか、ジャック・ホワイトのサード・マンに負けないものになるのかという興味も含め、ダンとEasy Eye Soundの動きに注目していきたい。
 
ダンは2月10日のヴァンクーバー公演を皮切りに「Dan Auerbach & the Easy Eye Sound Revue」と銘打ち、ロバート・フィンリー、シャノン&ザ・クラムスらと4月5日のデンヴァー公演まで北米各地をツアーする予定だ。
 
 

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