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2017年9月

ニューオーリンズの5人組、THE DESLONDESのメンバー、SAM DOORESはなかなかの男前なのだった

Thedeslones

 
 
今年6月にリリースした2ndアルバム『Hurray Home』が素晴らしかったニューオーリンズの5人組、ザ・デズロンズ のことを、ここ日本でももうちょっと多くの人に知ってもらいたいと思って、何かいい紹介のしかたはないだろうかといろいろ調べていたら、メンバーの一人、サム・ドアーズ(写真中央)がかつて、ハレイ・フォー・ザ・リフ・ラフことアリンダ・リー・セガーラと恋人関係にあったという記述を、イギリスの音楽誌、UNCUTの記事の中に見つけた。
 
デズロンズの前身バンド、タンブルウィーズ結成以前にサムがアリンダとともにブロークン・ウィング・ルーティーンやサンダウン・ソングスというグループで活動していたことも、14年頃までハレイ・フォー・ザ・リフ・ラフにメンバーとして参加していたことも知っていたが、まさか2人がそういう関係だったとは想像もしていなかった。
 
 
 
サムを含め、当時メンバーだったデズロンズの3人がハーモニーを加えている。 
 
 
 
へえ。ほぉ。だって、ねぇ。
 
自らもそういう立場であることを踏まえたうえで、アメリカにおけるさまざまなマイノリティーの権利を主張しながら、前へ進め!と訴える今風に言えば、それこそ男前のアリンダねえさんを魅了するんだから、サム・ドアーズという男もまた、度量の広さや気っ風の良さと言った意味も含め、なかなかの男前にちがいない。
 
そのサムは現在、ポニー・ハント名義で活動している女性シンガー・ソングライター、ジェシー・アントニックとつきあっているらしい。本人に確かめたわけではない。しかし、ネット上で見つけることができる2人の写真から、それは間違いなさそうだ。
 
ポニー・ハントが昨年10月にリリースしたデビュー・アルバム『Heart Creak』はサムの協力の下、当時、ジェシーが住んでいたオークランドとサムがいるニューオーリンズを行ったり来たりしながら完成させたそうだが、そのジェシーは現在、ニューオーリンズ在住。
 
 
 
 
 
 
ほぉ。へえ。
 
ヨーロッパを一人でツアーするなど、サムはデズロンズのメンバーの中で最も意欲的にソロ活動に取り組んでいる。全米各地からニューオーリンズにやってきた5人のソングライター兼マルチ・プレイヤー達による極めてデモクラティックなデズロンズだけでは、才気あふれるサムは満足できないのかもしれない。
 
デズロンズ、ソロ、ポニー・ハントのサポートに加え、最近ではニューオーリンズのガレージ・ゴスペル・バンド、ジャクソン&ザ・ジャンクスにも参加しているようだ。
 
そんなふうに精力的に音楽活動に取り組みながら仲間のミュージシャンを献身的にサポートすることを惜しまないところまた、彼が男前たる理由の一つなのかもしれない。
 
どうだろう。そんなサム・ドアーズを擁するデズロンズに興味を持っていただけただろうか?
 
 
 
 
 
 
前述した『Hurray Home』は、カントリーとリズム&ブルースを掛け合わせるだけに止まらず、フォークやジャズのエッセンスも取り入れるデズロンズのサウンドがさらに広がったことを印象づける意欲作だ。新たにラテン・ミュージック、テックス・メックス、ブルース、ロカビリーのエッセンスを加えたうえで、エレクトリック・ギターが前作以上にガレージ・ロック風にバリバリと鳴っているところがかっこいい。まるで、のほほんとレイドバックしているだけが俺達じゃないぜと言わんばかりだ。
 
立ったままバスドラムをキックしながら、手に持ったスネアをバシッ、バシッと叩くキャメロン・スナイダーのドラム・プレイが、そんなデスロンズ・サウンドのキモになっていることは疑いようもないが、それについてはまた次の機会に書いてみたい。
 
 
 
 
Hurryhome
Hurry Home (New West)

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