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KINGS OF LEONに見出されたTHE WEEKSがアメリカーナをシンボライズするやり方

Theweeks

 
今年の3月、SXSWでウィークスのライヴを見たとき、ヴォーカリストのカイル・バーンズが腰にナイフをぶら下げていてちょっとびっくりした。
 
刃渡り10センチぐらいだろうか。革のケースに入っていたからはっきりとはわからない。
 
これ見よがしにぶら下げていたわけでも、逆に隠し持っていたわけでもないから、アクセサリーでも凶器でもないのだろう。
 
アメリカ人って我々日本人よりも日常生活の中でナイフを使うことが多いように思うし、町と町の間に砂漠や森林が広がるアメリカを、小さなヴァンでツアーしていたら、いろいろな場面でナイフが必要なこともあるのだろう。
 
そういう意味では実用品なのだと思うが、ステージに立つ時ぐらいは、どこかに置いておいてもよさそうだ。それにもかかわらず、腰にぶら下げているってところにアメリカを、強烈に感じずにいられなかった。
 
それもまた一つのアメリカーナと言ってみたい――。
 
ウィークスは06年結成の4人組。双子のカイルとケイン(Dr)のバーンズ兄弟を中心に集まったメンバー達は結成当時、まだ14~15歳だったという。
 
元々はミシシッピ州ジャクソンを拠点にしていたが、キングス・オブ・レオンに見出され、ナッシュビルに移住。彼らのオープニング・アクトとして、アリーナのステージに立ったり、彼らのレーベル、Serpents And Snakesから作品をリリースしたりしてきた。
 
13年にSerpents And Snakesからリリースした『Dear Bo Jackson』はデビュー当時、グランジ版サザン・ロック・バンドと謳われたウィークスがR&B、ソウル・ミュージック、ファンクの影響を取り入れながら、改めてアメリカの南部で生まれ育ったミュージシャンとしてのアイデンティティーを打ち出した作品だった。
 
 
『Dear Bo Jackson』収録の「Kign Sized Death Bed」のMV。ニッキー・レーン客演している
 
それから3年8か月。活動を止めてしまったSerpents And Snakesからレーベルを、ライトニング・ロッドに移して、今年4月、ウィークスがリリースした3rdアルバム『Easy』はスタジオで作り込んだ前作の反動なのか、ライヴを意識したストレートなロック作品に回帰している。
 
『Easy』収録の「Talk Like That」
 
曲によっては前作で取り入れたホーン・セクションもフィーチャーしているが、メンバー達はメンフィスにあるアーデント・スタジオでレコーディングしている間、シン・リジー、T-レックス、ZZトップ、そしてメンフィスのローカル・ヒーロー、ビッグ・スターのレコードを聴いていたそうだ。
 
「俺達はただロックのレコードを作りたかっただけだ。サザン・ロックのレコードを作ろうなんて思っていたわけじゃない。南部っぽい要素はいつだって俺達がやることの一部になるんだ」
 
ベーシストであるダミエン・ボーンによるこの言葉からは、アメリカの南部にしっかりと根を張ったバンドならではの誇りが感じられる。
 
 
Theweeksjkt
Easy (Lightning Lod)

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