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DRIVE BY TRUCKERSの最新アルバム『American Band』がちょっと残念な理由

Dbt

 
内容は申し分ない。
 
じゃあ、なぜ残念なのか。それは01年発表の『Southern Rock Opera』以降、8枚のオリジナル・アルバムを含め、ほぼ全てのアルバムのカヴァーに使われてきたウェス・フリードの絵が今回、『American Band』では使われずに写真だったからだ。
 
 
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American Band (ATO)
 
 
ドライヴ・バイ・トラッカーズのCDを買うことは、フリードの作品をコレクションすることでもある、と考えているのは、きっと僕だけではないはずだ。そんな人達にとっては一大事。
 
ブックレットの中面とCDの盤には、ちゃんとフリードの絵があしらわれているから、アメリカの現状を歌うアメリカのバンドという自負がある彼らが今回、歌おうとしているものを象徴するには、半旗として掲げた星条旗の写真を、どうしても使う必要があったということなんだろう。
 
99年にリリースしたライヴ盤『Albama Ass Whuppin'』を13年にリイシューしたとき、バンドは元々、写真を使っていたアルバム・カヴァーを、フリードの絵に改めている。そこにはフリードの絵に対する愛着が感じられる。そう言えば、パターソン・フッド(Vo&G)が09年にリリースした2枚目のソロ・アルバム『Murdering Oscar (And Other Love Songs)』のカヴァーもフリードの絵だった。
 
 
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Southern Rock Opera (Lost Highway)
 
 
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Alabama Ass Whuppin' (ATO)
 
 
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Murdering Oscar (And Other Love Songs) / Patterson Hood (Ruth St.)
 
 
それでも今回は、この写真が使いたかった。
 
それを考えながら、『American Band』を聴けば、きっと曲の聴こえ方もバンドがそこに込めたメッセージの重みも違ったものになるはずだ。

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