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2015年2月

Alabama Shakesを手がけた売れっ子プロデューサー、Andrija Tokicの仕事に注目(特集 2015年はこれを聴け!番外編その3)

Andrija

アップしなきゃと思いながら、ぼけっとしているうちに2015年もあっという間に2ヶ月が経ってしまい、今更という気がしないわけでもないけど、「特集 2015年はこれを聴け!番外編」の最後にAndrija Tokicの名前を挙げておきたい。

ナッシュビルでボム・シェルター・スタジオを経営しながら、さまざまなアーティストのレコーディングを助けているプロデューサー/レコーディング・エンジニアだ。

アメリカだけで50万枚超を売ったアラバマ・シェイクスのデビュー・アルバム『ボーイズ&ガールズ』を手がけてからすっかり売れっ子になってしまったTokicだが、手がけたアルバムが昨年だけで7枚もリリースされていると言えば、彼がプロデューサーとしていかにひっぱりだこかわかってもらえるか。

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Small Town Heroes / Hurray For The Riff Raff (ATO)
ニューオーリンズの女傑ミュージシャン、アリンダ・リー・セガーラによるフォーク・ロック・プロジェクト

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Dancin’ With Wolves / Natural Child (Burger)
ナッシュビルのボンクラ・ロックンロール・バンド。バンド名とは裏腹にそのボンクラさは×××服用の効果にちがいない


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Mexican Coke / Denney And The Jets (Limited Fanfare / Burger)
ナッシュビルのガレージ・ロックンロール・バンド。そのボンクラぶりはナチュラル・チャイルドにも負けてない

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Being There / Clear Plastic Masks (Serpents & Snakes)
ブルックリンからナッシュビルにやってきたソウフルフルかつサイケデリックなロック・バンド


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Don’t Mind If I Do / Luke Bell (Self Released)
牧場で働きながらカントリー・ソングを歌うホンモノのカウボーイ


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Benjamin Booker / Benjamin Booker (ATO / Rough Trade)
ジャック・ホワイトも認めたニューオーリンズのパンク・ブルースマン


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Quartz Bijou / Fly Golden Eagle (ATO)
ナッシュビルのサイケデリック・ロック・バンド。R&Bやファンクの影響も

エンジニア出身の職人気質のプロデューサーだから、このジャンルの作品しかやらないというということはないと思うが、『ボーイズ&ガールズ』を手がけたことで、ギミックに頼らずに生々しいバンド・サウンドをとらえる手腕とボム・シュルターの音響が評価されたのか、ルーツ・ミュージックを根っ子に持ちながらエッジのきいたサウンドを求めるバンドから仕事を依頼されることが俄然、増えたようで、そういうバンドを聴きたければ、Tokicの名前を頼りに探せば、きっと外れはないだろう。

個人的にはアラバマ・シェイクスのブレイクとともに再燃しはじめた新世代サザン・ロック・ブームを支えるキーパーソンとして、彼の仕事に注目している。
 
Tokicの最近の仕事として知られるニューオーリンズのカントリー・ソウル・バンド、The Deslondesのセルフ・タイトルのデビュー・アルバムは6月9日、ニュー・ウェスト・レコードからリリースされる。楽しみだ。
 
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The Deslondes / The Deslondes (New West)

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