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2014年6月

SION & The Cat Scratch Combo ライヴ・レポート

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名古屋、大阪と回ってきた「SION & The Cat Scratch Combo Live Tour 2014」。その最終日となる東京・新宿LOFT公演。
 
『不揃いのステップ』からの曲を軸に新旧のレパートリーをおりまぜた22曲を1時間50分にわたって歌った。
 
懐かしい曲も聴いてみたいという昔からのファンもいたかもしれないが、セットリストの9割が00年代以降の曲というところがいいじゃないか。中でも『不揃いのステップ』からの曲は、こんなふうにライヴで聴くことも含め、これから長いつきあいになりそうだと改めて思わせた。
 
 
 
 
 

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新たな挑戦を印象づけるRay Lamontagneの新作

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現在、発売中のミュージック・マガジン7月号(セルジオン・メンデスが表紙)の輸入盤レビューでRay Lamontagneの『Supernova』を書かせてもらいました。
Nikki Laneの『All Or Nothin'』、Lana Del Reyの『Ultraviolence』同様、これもDan Auerbachのプロデュースが光る。
詳細は7月号で、ぜひ。
 

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The Royal Concept インタビュー

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昨年8月、日本デビュー前にもかかわらず、SUMMER SONICに出演し、大勢の観客を踊らせたスウェーデンの4人組、THE ROYAL CONCEPTが早くも再来日を実現させた。デビュー・アルバム『Goldrushed』を引っ提げての来日となる今回は、国内の人気バンドと共演したJapan Jam 2014出演に加え単独公演も行い、ライヴハウスをダンス・フロアに変えた。ソールド・アウトとなった単独公演の前日、2度目の来日を満喫している4人にインタビュー。彼らが奏でるエレクトロなダンス・ポップ・サウンドのルーツや背景にあるものを尋ねてみた。
 

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ONE BUCK TUNER ライヴ・レポート

最新アルバムをひっさげたツアー初日、ONE BUCK TUNERが
印象づけたバンドの人柄と、ほんの少しの歯がゆさ
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(c) Nanae Tahara
 
「人柄を」。GrindHouse magazine Vol.84掲載のインタヴューで、最新アルバムの『Bye Bye Radioman』を通して、どんなことをアピールしたいか? と尋ねたら、河内由揮(vo,g)はそう答えた。大抵、こういう場合は「バンドの成長を」とか「新たな挑戦を」とか答えるものなんだけれど、何よりもまず「人柄を」と答えたところがONE BUCK TUNERらしくて、いいなぁと思った。僕はますますONE BUCK TUNER のことが好きになってしまったのだ。
 

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サザン・ロックの進歩主義者、Lee bains III & The Glory Firesが大化け!

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バンドの成長なのか、サブポップに移籍した効果なのか。
 
期待していた以上という意味では、リー・ベインズ・スリー&ザ・グローリー・ファイアーズが5月にリリースした2作目のアルバム『Dereconstructed』を表現するにはバケたという言葉が一番ふさわしいかもしれない。
 
南部ロックの伝統を受け継ぎながら、前作ではまだ残っていたレイドバックした感覚をばっさりと切り捨て、徹頭徹尾、大音量・高音圧かつ猛スピードのロックンロールで押し通すさまは、南部版のストゥージズかMC5かなんて言ってみたい迫力だ。
 
 
 
 
さすがレーナード・スキナードやオールマン・ブラザーズを聴きながら、ホット・ウォーター・ミュージックやアゲインスト・ミー!といったパンク・バンドからも多大なる影響を受けただけのことはある。そこが同じ新世代サザン・ロックでもテデスキ・トラックス・バンドとは大きく違うリー・ベインズ・スリー&ザ・グローリー・ファイアーズならではの魅力だろう。
 
このアルバムをきっかけにアラバマ州バーミンガム出身の4人組が、新世代サザン・ロックの旗手としてロック・シーンの最前線に躍り出ることはまずまちがいないが、バンドのみならず、「ノーム・チョムスキーに導かれたロニー・ヴァン・ザント」と自称するリー・ベインズ3世のユニークなキャラクターも今後、注目を集ていきそうだ。
 
「リベラルという言葉はいまだに南部では4文字言葉なんだ(笑)」
 
そう語るリー・ベインズ3世のアメリカ南部観が興味深い。 
 
「知性や理知的であることをあまりよく思わない伝統があるんだ。でも、俺なんかはむしろ大歓迎さ。おかげで、俺のようなオタクはそういう連中とつきあわないで済むからね」
 
『Dereconstructed』には「南部人という概念を構成するものの定義の破壊」というテーマがあるという。
 
サザン・ロックと言うと、ついつい伝統を重んじるイメージを求め、ともすれば、時代錯誤であることを是としがちだけれど、南部の歴史、宗教、政治に一家言を持つこの男、どうやらかなりのインテリであると同時に進歩主義者のようだ。そんなところも新しい(というのがそもそも偏見なのだけど)。
 
否定なのか、脱構築なのか。いずれにせよ、リー・ベインズ・スリー&ザ・グローリー・ファイアーズが単なるサザン・ロックのリバイバリストでないことだけは明らかだ。
 
 
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Dreconstructed / Lee Bains III & The Glory Fires (Sub Pop)

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Luceroが待望のライヴ・アルバムをリリース

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スタジオでライヴ・アルバムのポスト・プロダクションに取り組んでいることを伝えながら、かんじんのリリース日が一向に発表されないことにやきもきしていたら、ついに8月12日にリリースされることが決まった。
 
ルセロ初のライヴ・アルバムのタイトルは『Lucero : Live From Atlanta』。
 
アトランタのミッドタウンにあるターミナル・ウェストというヴェニューで3日間行ったライヴから32曲が収録されているという。
 
ライヴ・アルバムをリリースする理由は、スタジオ・ヴァージョンよりもライヴ・ヴァージョンのほうが人気がある曲を、より多くの人に聴いてほしいからだそうだ。
 
ブライアン・ヴェナブル(G)はレーナード・スキナードの「フリー・バード」を例に挙げ、「聴きたいのはスタジオ・ヴァージョンじゃなくて、17分あるライヴ・ヴァージョンのほうだろ? ライヴに行こうと思う理由はそれさ!」と自分達のライヴがスタジオ・ヴァージョンとは違うことと、それがライヴ・アルバムの聴きどころだとアピールしている。

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