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Deer Tick 対 Those Darlins

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ディア・ティックとゾーズ・ダーリンズ。もちろん、両者が対立しているわけではない。

しかし、2つのバンドの因縁や両者がほぼ同じタイミングで復活あるいは再起を印象づける新作をリリースしたことを考えると、ディア・ティック対ゾーズ・ダーリンズと言ってみるのもおもしろいかもしれない。

Deerticknegativity 「Negativity」(Partisan)

『Negativitiy』と名づけられたディア・ティックの新作がジョン・ジョセフ・マッコーリー3世(Vo, G)が予告したように「ダークな作品」になった理由の一つがジョンとゾーズ・ダーリンズのニッキ・ダーリン(G, Vo)の破局だった。2人の間に何があったか知らない。別れの他にも不幸な出来事が重なって、ジョンは相当落ちこんだそうだ。一時は化学物質にも溺れたようだ。

Johnandnikki

こんな楽しい日もあった・・・。左がジョンとニッキ

ダークと言うよりもメランコリックという表現がふさわしい『Negativity』にはジョンの傷心と再起が反映されているという。

一方、ゾーズ・ダーリンズは3作目となる『Blur The Line』で女2+男2という新ラインナップでの再スタートを印象づける。

Thosedarlinsblurthelinecover11300x 「Blur The Line」(Oh Wow Dang)

そこには、ろくに楽器も演奏できない女の子3人がバンドを始めた時の怖いもの知らずの無邪気さ(それはデビューした時の彼女達の大きな魅力だった)は、もう感じられない。

前作『Screws Get Loose』は急にお行儀がよくなっちゃったような、考えすぎるあまりこじんまりとまとまってしまったような作品だった。ジェシー・ダーリン(G, Vo)が独り相撲をとっているようなところも気になった。

その後、ケリー・ダーリン(G, Vo)が脱退。そして、前述したようにニッキとジョンの破局。

バンドはどうなっちゃうんだろうと思っていたら、彼女達はひと回り大きくなって帰ってきた。

成長は意識の変化は彼女達が作る曲はもちろん、これまで全員で名乗っていたダーリン姓を、それぞれの本名に戻したところからも窺える。

人生にはいろいろある。しかし、ディア・ティックもゾーズ・ダーリンズも確実に前よりもいいと思える作品を作り上げた。ファンとしてこんなうれしいことはないではないか。

因みにニッキと恋に落ち、ロード・アイランド州プロヴィデンスから彼女が暮らしていたナッシュビルにやってきたジョンは現在、新しい恋人であるヴァネッサ・カールトンとニューヨークで暮らしているらしい。

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