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クソガキぶりが頼もしいシカゴの5人組、The Orwells

Theorwells

10代の刹那主義を表現した「Mallrats (La La La)」のミュージック・ビデオを見てからずっと気になっていたにもかかわらず、アマゾンですぐに入手できなかったからという理由で買いそびれていたオーウェルズのデビュー・アルバム『Remember When』。今年3月、SXSWで彼らのライヴを観たら、思っていたよりずっと良くて、帰国してから慌てて購入した。

 

今年の1月までメンバー全員が高校生だったというシカゴ郊外エルムハーストの5人組ガレージ・ロック・バンド。

前述した「Mallrats (La La La)」のミュージック・ビデオを複数の音楽ブログに送ったところ、アラバマ・シェイクスを有名にしたAquarium Drunkardから「うちのレーベル(Autumn Tone)からリリースしないか?」と声がかかり、11年10月に自主リリースして、学校で友人達に配っていた(売っていた?)『Remember When』を、昨年8月に出しなおした。

その『Remember When』。

「ストロークス、ホワイト・ストライプス、ハイヴスに加え、『Nuggets』やエルヴィス・プレスリーから影響を受けている」とメンバーが語るそのままの作品。いかにも発展途上の若いバンドの姿を印象づけるものの、ヴォーカルの印象によるところが大きいやけっぱちさとは裏腹に曲作りや演奏からは人懐こさやセンスの閃きが感じられ、ハマるとクセになる不思議な魅力がある。

ライヴを観たとき、僕が感心したのもそこだった。

磨けば、さらに輝きを増すにちがいない。2、3年後にはひょっとすると・・・。

この春、SXSW出演を含む初めての全米ツアーを経験したバンドは現在、新曲に取り組んでいるそうだ。

「『Remember When』の曲を作った時は荒っぽい昔のパンクのコンピレーションを聴いていたんだ。今はビッグ・スター、70年代のパワー・ポップ、トム・ペティを聴いている。だから新曲は以前よりもポップになると思う」というメンバーの発言を聞いてしまうと、器用なだけの優等生バンドになってしまうんじゃないかとちょっと心配になってしまうが、高校時代、ドラッグ撲滅運動の一環として行われた校内コンサートでヴェルヴェット・アンダーグラウンドの「ヘロイン」を演奏して、ステージから叩き出されたクソガキどもだ。

たとえ曲がポップになっても彼らが今、持っている向こう意気や危うさはそう簡単に失われることはないと期待している。

Theorwellsrememberwhen

Remember When / The Orwells (Autumn Tone)

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