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2013年2月

ASIAN KUNG-FU GENERATION インタビュー

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この間、やらせていただいたASIAN KUNG-FU GERERATIONのインタビューがアップされました。

 

 

 

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ジャンルを軽やかに横断する才女、Erin Mckeownが新作をリリース

Erin_mckeown

ネットワーク移籍後、リリースした2枚のアルバムは個人的にはそれほどではなかったのだが、30年代~50年代のポップスのスタンダード・ナンバーをカヴァーした06年発表の5作目のアルバム『Sing You Sinners』を聴き、改めてエリン・マッキューン※ってやっぱりおもしろいと思った。

※マッキューンではなくミックヨンと発音するのかな

『Sing You Sinners』はジャズと思わせ、その範疇に収まらないアレンジももちろんだが、男装の麗人を気取った(?)アートワークもよかった。

Albumsingyousinners_2 

Sing You Sinners / Erin Mckeown (Nettwerk)

ヴァージニア生まれで、現在はマサチューセッツを拠点にしているという女性アーティスト。シンガーソングライターと言ってしまうと、ギターのみならず、さまざまな楽器を操る才能やジャンルを横断する幅広い音楽性の魅力は伝わらない。

デビューしてから最初の何年かはガーリーなイメージだったのだが、アーニー・ディフランコとつきあうようになったせいか(いや実のところはわからないけど)、がっつりとタトゥーを入れ、ジェンダーを超えたアピールもするようになった。

まさに唯一無二の存在。

その彼女がアーニーのレーベル、ライチャス・ベイブを離れ、今年1月、自分のレーベル、TVPからリリースした4年ぶりの新作『Manifestra』もかなりの力作だ。

これまでと同じように閃きに満ちた彼女らしいポップ・アルバムであることに変わりはないが、今回はこれまで以上にR&B/ヒップホップの影響が反映されている。ホット・ジャズ調の「That's Just What Happened」から70年代のローリング・ストーンズを思わせるスワンプ・ロックンロールの「Baghdad To The Bayou」に流れる終盤もゴキゲン。

アルバムにはポリティカルなメッセージが込められているようだ。

Manifestra
Manifestra / Erin Mckeown (TVP)

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男女ツイン・ヴォーカルがイカしてるEx Copsがデビュー

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昨年11月のノラ・ジョーンズの日本武道館公演で変態チックなフレーズを弾き、異彩を放っていたギタリストのことが気になったので調べてみたところ、ブルックリンのバンド、Hymnsのギタリスト、ジェイソン・ロバーツだということがわかった。

それ以来、Hymnsの存在が気になりながら、もう活動していないバンドのCDを聴いてもねと思い、彼らのCDを手に取るまでには至らなかったのだが、ジェイソンとともにバンドを率いていたブライアン・ハーディング(Vo, G)が新たに始めたEx Copsというバンドがデビュー・アルバムをリリースすると聞き、あのジェイソンの盟友ならと何か予感めいたものを感じて、『True Hallucinations』と題されたアルバムを手に取ってみた。

ブライアンが11年にMinksのシンガー、アマリエ・ブルーン(Vo)と結成した5人組。元々はブライアンとアマリエのデュオだったが、ライヴを行ううちに(いや、ライヴを行うためか)現在のバンド編成になったようだ。

彼らが奏でる音楽を一言で言えば、シューゲイズなところもあるインディー・ギター・ロック。

しかし、楽曲そのものはビーチ・ボーイズやタートルズといった60年代のサーフ・ロックおよびフォーク・ロック・バンドを連想させる。
そこが気に入った。70年代のローリング・ストーンズを思わせるルースなロックンロールもやっている。

男女ヴォーカルの掛け合いをもっと活かせば、バンドの個性はより際立つはずだ。

正直、普段だったら手に取らない類のバンドである。たぶんノラ・ジョーンズのバック・バンドでプレイしているジェイソン・ロバーツに出会い、Hymnsの存在を知ることがなければ、手に取ることはなかっただろう。

まどろっこしいと思う人もいるかもしれない。しかし、音楽を聴いていると、そういう出会いが楽しいのである。

Excopsjkt

True Hallucinations / Ex Cops (Other Music Recording Co.)

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