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ジャンルを軽やかに横断する才女、Erin Mckeownが新作をリリース

Erin_mckeown

ネットワーク移籍後、リリースした2枚のアルバムは個人的にはそれほどではなかったのだが、30年代~50年代のポップスのスタンダード・ナンバーをカヴァーした06年発表の5作目のアルバム『Sing You Sinners』を聴き、改めてエリン・マッキューン※ってやっぱりおもしろいと思った。

※マッキューンではなくミックヨンと発音するのかな

『Sing You Sinners』はジャズと思わせ、その範疇に収まらないアレンジももちろんだが、男装の麗人を気取った(?)アートワークもよかった。

Albumsingyousinners_2 

Sing You Sinners / Erin Mckeown (Nettwerk)

ヴァージニア生まれで、現在はマサチューセッツを拠点にしているという女性アーティスト。シンガーソングライターと言ってしまうと、ギターのみならず、さまざまな楽器を操る才能やジャンルを横断する幅広い音楽性の魅力は伝わらない。

デビューしてから最初の何年かはガーリーなイメージだったのだが、アーニー・ディフランコとつきあうようになったせいか(いや実のところはわからないけど)、がっつりとタトゥーを入れ、ジェンダーを超えたアピールもするようになった。

まさに唯一無二の存在。

その彼女がアーニーのレーベル、ライチャス・ベイブを離れ、今年1月、自分のレーベル、TVPからリリースした4年ぶりの新作『Manifestra』もかなりの力作だ。

これまでと同じように閃きに満ちた彼女らしいポップ・アルバムであることに変わりはないが、今回はこれまで以上にR&B/ヒップホップの影響が反映されている。ホット・ジャズ調の「That's Just What Happened」から70年代のローリング・ストーンズを思わせるスワンプ・ロックンロールの「Baghdad To The Bayou」に流れる終盤もゴキゲン。

アルバムにはポリティカルなメッセージが込められているようだ。

Manifestra
Manifestra / Erin Mckeown (TVP)

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