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Cory Brananが6年ぶりに新作をリリース。Luceroのメンバーも大推薦!

Corybranan

3作目のアルバム『Mutt』をリリースしたシンガー・ソングライター、コリー・ブラナンが再び注目を集めはじめている。09年にジョン・スノッドグラス(ドラッグ・ザ・リヴァー)とスプリットLPをリリースしているものの、アルバムのリリースは前作から6年ぶりとなる。

思い返せば、02年にメンフィスのレーベル、マッドジャックから『The Hell You Say』でデビューしてきたとき、ライアン・アダムスのライバルと謳われながら、その後、大きく水をあけられた印象もあったけれど、コリーはミュージシャン仲間からは賞賛されてきた。

たとえば--。

ルセロのベン・ニコルズは「コリー・ブラナンは辛辣な閃きと、聴き手をひざまずかせる言葉を持っている」と「Tears Don't Matter Much」で歌ったし、コリーの歌に惚れこんで、たびたびライヴでカヴァーしたダッシュボード・コンフェッショナルことクリス・キャラバはコリーを、ツアー・サポートに抜擢した。

また、リヴァイヴァル・ツアーを主催してフォーク・パンク・ブームを推進してきたチャック・レーガンはリヴァイヴァル・ツアーの2012年版にコリーを招き、アルカライン・ライン・トリオのダン・アンドリアーノ、アゲインスト・ミー!のトム・ゲイベルらとともに北米をツアーした。

そんなミュージシャン仲間からの賞賛は『Mutt』をきっかけに、多くのリスナーの間に広がっていくにちがいない。

アメリカン・ミュージック・クラブのティム・ムーニーとともにレコーディングした、その『Mutt』にはシンガー・ソングライター風の楽曲や、つんのめるようなパンク・フォークといった、これまでのコリーらしい曲はもちろん、カントリー、ブルース・スプリングスティーンおよびジョン・メレンキャンプといった大先輩のスタイルを拝借したロック・ナンバー、さらにはハープの爪弾きをバックに歌う美しいバラードなど、多彩な楽曲が収録され、コリーの新境地を印象づける。

新作について、コリーは「彼はやりたいことをやっているだろ」とトム・ウェイツを例に挙げ、「俺もそれをやったんだ。言ってみれば、特大のクイジナート(ミキサー)みたいなものさ」と語っている。

そう言えば、『Mutt』にはトム・ウェイツがやりそうなジプシー・バラード風の曲も収録され、そこではトム・ウェイツのホーン・プレイヤーとして知られるラルフ・カーニーが客演。思わずニヤリとさせられる。

『Mutt』はシカゴのレーベル、ブラッドショットからのリリースだ。今年1月、コリーがブラッドショットと契約したと聞いた時は、正直、あまりピンと来なかったのだが、考えてみれば、ライアン・アダムスをソロ・デビューさせたのはブラッドショットだった。ひょっとしたら、コリーはやっと自分にふさわしいレーベルを見つけたのかもしれない。

Mutt
Mutt / Cory Branan (Bloodshot BS195)

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