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全米が注目しているフォーク・ロック・バンド、The Lumineers

Lumineers

次なるアヴェット・ブラザーズか、はたまたマムフォード&サンズか?!と注目を集めているコロラド州デンヴァーのフォーク・ロック・バンド、ザ・ルミニアーズ。

気がついたら、4月にリリースしたセルフ・タイトルのデビュー・アルバムが米ビルボードのフォーク・アルバム・チャートの第2位、トップ・インディペンデント・アルバムの第3位、トップ・ロック・アルバムの第13位に食いこむヒットになっていた(因みにビルボードの総合アルバム・チャートでは第45位と新人にしてはかなりの健闘)。

ルミニアーズの結成は2002年。

ジェレマイア・ケレイブ・フレイツ(ドラムス)が19歳の若さで死んだ兄弟の死と向き合うため、死んだ兄弟の親友だったウェスリー・キース・シュルツ(ヴォーカル、ギター、ピアノ)と曲を作りはじめたことがきっかけだったそうだ。

審美歯科の治療法の一つに由来するルミニアーズというバンド名はニュージャージーのクラブに出演したとき、クラブのスタッフが勘違いして彼らのことを、彼らの翌週に出演するバンドの名前で紹介したため、それ以来、「まぁ、いいか」とそのまま名乗っているんだとか。

元々、ニューヨーク周辺でライヴをやっていた彼らはその後、安い家賃と物価を求め、なんとなくデンヴァーに移住。そこで出したチェロ奏者募集の広告を見て、連絡してきたのがニーラ・パカレック(チェロ、ピアノ、マンドリン)だった。

大学で教職課程を取ったものの、卒業後、教師の募集が少なく、教師の職に就けなかった彼女はちょうど「これから何をしようか?」と考えていたところだったので、彼女を気に入ったウェスリーとジェレマイアから「ツアーに出よう!」と誘われると、「イエス!」と即答した。

そもそもは身近な人の突然の死の悲しみを癒すために始めたバンドである。バンドを始めたとき、ウェスリーとジェレマイアが成功を熱烈に求めていたとは思えない。バンド名を間違えられたとき、まぁ、いいかと思ったのだって、いつまで続くかわからないという思いがあったからだろう。

それはニーラも同じだったにちがいない。教師になっていたら、今頃、バンドなんてやっていなかったんじゃないか。

そんな3人がいつしか、バンドを始めた頃には想像もしていなかった成功を収めてしまったところが逆の意味でアイロニカルでおもしろい。

コナン・オブライエンの番組にも出演した

なんだか、いいな。

3人の人生は確実に、いい方向に向かっている。

因みにウェスリーが影響を受けたミュージシャン/バンドは、ボブ・ディラン、トーキング・ヘッズ、カーズ、ブルース・スプリングスティーン、レナード・コーエンだそうだ。

ウェスリーによると、フォークの範疇に収まるつもりはこれっぽっちもないらしい。

Lumineersjkt

The Lumineers / The Lumineers (Dualtone 80302-016082-8)

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