« 2012年2月 | トップページ | 2012年4月 »

2012年3月

SXSW2012 DAY 3 (3月15日木曜日)

  Birzer_springsteen_120315_1992

(c) Brian Birzer

12:00pm~ SXSW Keynote:Bruce Springsteen @ Austin Convention Center Ballroom D

「町にいるミュージシャンは、みんなまだ寝てるってのに(笑)」

そんなジョークからスタートした基調講演。

エルビス・プレスリーに始まる音楽リスナー歴とともに音楽に対する情熱と愛を語った。

途中、ギター片手に代表曲の「バッドランズ」の元ネタがアニマルズの「朝日のない街」であることをちゃめっけたっぷりに明かすと、「Stay hard, stay hungry, stay alive」と若いミュージシャンへエールを送って1時間に及ぶ講演を締めくくった。

講演が終わると、この日の夜、行われるスプリングスティーンのショウケース・ライヴのチケットとリストバンドをピックアップ。

SXSWのバッジ(パス)あるいはリストバンドの購入者だけを対象にした抽選の当選者だけが見ることができるプレミアム・ライヴ。抽選に当たらなかった時のことを考え、渡米前、「プレス枠で見せてもらえないか?」とリクエストしてみたところ、「検討してみる」と言われ、どうなることやらと思っていたら、前日になってようやく「チケットとリストバンドを取りにおいで~」という返事が来た。

 

P3160023

2:30pm~ Lanie Lane @ BD Riley's

Sounds Australiaのパーティー、Sound Gallery。

ジャック・ホワイトを虜にしたオーストラリアのロッキン・シンガー・ソングライター。

コケティッシュ!

P3160021_2

 

P3160030

P3160031_3

 

P3160035

3:30pm~ We Were Promised Jetpacks @ The Stage on 6th

昨日にひきつづき、Sennheiser & Paste Magazineのパーティー。

エンジンバラのインディー・ロック・バンド。最近、名前をよく目にするので、どんなものかと見てみたら、かなりの人気。

酸欠になるかと思った。

  

P3160044

4:00pm~ Britzen Trapper @ The Stage on 6th

昨年リリースした『American Goldwing』が良かったポートランドのロック・バンド。

これぞアメリカン・ロック!

  

P3160046

6:00pm~ Lucero @ Waterloo Records

SXSW期間中、店の前にある駐車場に作られたステージで豪華な顔ぶれのアーティストが熱演を繰り広げるウォータールー・レコードのデイ・パーティー。

初日のトリはルセロ。

メンバーと2年ぶりに再会。

早速、出たばかりの新作『Women & Work』から新曲を演奏した。

ライヴが終わると、サイン会までやっていた(笑)。

P3160050

 

7:00pm~ The Low Anthem @ ACL Live at the Moody Theater

 

8:00pm~ Alejandro Escovedo and The Sensitive Boys @ ACL Live at the Moody Theater

  

141473450_mb_9251a_a5fa90fb2841c56b

(c) Brian Birzer

9:00pm~ Bruce Springsteen and the E Street Band @ ACL Live at the Moody Theater

最新アルバム『レッキング・ボール』の曲を中心にしたセットは2時間半に及んだ。

トム・モレロ、ジミー・クリフ、エリック・バードンら、豪華ゲストの客演は、世界中のミュージシャンが集まるSXSWならでは。

トム・モレロが激しいギター・ソロを加えた「ザ・ゴースト・オブ・トム・ジョード」に感激。

ジミー・クリフと共演した「ザ・ハーダー・ゼイ・カム」、エリック・バードンと歌った「朝日のない街」ともに、その選曲には大きな意味があったはず。

スプリングスティーンが『レッキング・ボール』を通して訴えようとしているメッセージはより明らかになったのでは。

スーパーチャンクのマック・マッコーハン、マムフォード&サンズ、アーケイド・ファイアのメンバーも見にきていた。

ライヴの締めくくりはジョー・イーリー、アレハンドロ・エスコヴェード、ロウ・アンセム、トム・モレロ、アーケイド・ファイア、ガーランド・ジェフリーズも交え、ウディ・ガスリーの「わが祖国」を合唱。アーケイド・ファイアのウィン・バトラーはいきなり客席にダイヴして消えた(笑)。

141473450_mb_9251a_a5fa90fb2841c5_2

(c) Brian Birzer

この国は一握りの人間の物ではない。俺達のために作られたんだ、というメッセージが決してアメリカだけの話ではないと胸にこたえた。

 

P3160052

0:00am~ Honeyhoney @ Antone's

スプリングスティーンのライヴが終わったあと、ひょっとしたらジーザス&メリー・チェインが見られるかもしれないと駆けつけたところ、店の前は入場待ちの長蛇の列。

列に並ぶ気力はもうなかったので、早々にあきらめ、ここ何年か見逃しつづけていたハニーハニーを、オースティンの老舗ヴェニュー、アントンズで見ることにした。

ライヴは意外に激しい。

P3160055

P3160058

P3160062

|

Heavy Creamが新曲を発表

120327heavycream

ナッシュビルのガレージ・パンク・バンド、ヘヴィー・クリームが5月8日にリリースするニュー・アルバム『Super Treatment』からリード・シングルの「John Johnny」を発表した。

グラム・ロックなパンク・ロック?!

新作はなんとサンフランシスコの奇才、タイ・セガールによるプロデュース!

新作のリリースが楽しみだ。

ジャケがまたすごい!

Supertreatment_2 

|

味わい深さがじわりとしみるJustin Townes Earleの新作

早速、「Late Show with David Letterman」に出演して、新作から「Look The Other Way」を披露した

 

3月27日にリリースされたジャスティン・タウンズ・アールの最新アルバム『Nothing's Gonna Change The Way You Feel About Me Now』が素晴らしい。

ショウビズ的な装いは何一つない等身大の歌の数々が、ただただ誠実に曲作りに取り組んでいるジャスティンの姿を印象づける。

派手なところはこれっぽっちもないけれど、飄々とした中に宿らせた味わい深さがじわりとしみるところがいい。

前作の『Harlem River Blues』にもそういう傾向はあったが、今回はとことんジャスティン流のソウル・ミュージックを追求したようだ。

ジャスティン節とメンフィス・ソウルからの影響が見事一つに溶けあったサウンドも聴きどころだ。

因みにジェケットに一緒に映っている女性はナッシュビルのガレージ・バンド、The Ettesのドラマー、マリア・ポニ・シルヴァー。

Jtejky

Nothing's Gonna Change The Way You Feel About Me Now / Justin Townes Earle (Bloodshot BS193)

|

ノラ・ジョーンズが新作のアートワークに込めた野心

Norahjonesfb_2

ノラ・ジョーンズが5月1日にリリースする新しいアルバム『...Little Broken Hearts』はデンジャー・マウスとコラボレーションした曲の数々ももちろんだけど、何よりもまず、ジャケットのアートワークがラス・メイヤーのソフト・ポルノ映画『Mudhoney』のポスターのパロディー…いや、オマージュになっているところがいい。

Littlebrokenhearts  

Mudhoney

なんでもデンジャー・マウスのスタジオに貼ってあったそのポスターにジョーンズはずいぶんとインスピレーションを受けたらしい。

『...Little Broken Hearts』は、そのアートワークからも野心が感じられる。

|

SXSW2012 DAY 2 (3月14日水曜日)

  P3150015

12:00pm~ MyNameIsJohnMichael @ The Stage on 6th

ドイツの音響機器メーカー、SennheiserとPaste Magazineのパーティー。

 

P3150019_2

P3150024

12:30pm~ River City Extension @ The Stage on 6th

ニュージャージーの大所帯バンド。フォークとパンクとアフリカの民族音楽のごた混ぜ?!

主催者から突然、演奏時間を10分延長して、と言われ、最初は戸惑っていたものの・・・。

P3150026

メンバー全員が客席に下りてきて、観客を巻き込み、大いに盛り上げた!

 

P3150028

 

P3150046

3:00pm~ Michael Kiwanuka @ Radio Day Stage Austin Convention Center

話題の新人シンガー・ソングライター。

 

P3150057

P3150063

P3150072

4:00pm~ Alabama Shakes @ Radio Day Stage Austin Convention Center

今年のバズ・バンドの1つ、アラバマ・シェイクス。

ド迫力!

 

P3150077

5:00pm~ Ben Kweller @ The Stage on 6th

再びSennheiser & Paste Magazineのパーティーに戻ってベン・クウェラーを見る。

2月に来日公演を見たばっかりだけど。

P3150079

P3150090

P3150093_2

最後は窓によじのぼって、店の外にいる人達にアピール!

ライヴが終わったあともしばらくベンの歌が頭の中で鳴り止まなかった。

 

P3150096

7:45pm~ Fiona Apple @ Stubb's

夜の部はフィオナ・アップルでスタート。

遠いっ。

新曲もやった・・・らしい。

 

P3150112

9:00pm~ Tristen @ Central Presbyterian Church

教会もライヴ会場になる。

 

P3150120

9:50pm~ Turbo Fruits @ Beauty Bar Backyard

トリステン、ターボ・フルーツとナッシュビル勢をハシゴ。

ターボ・フルーツはオースティンが舞台の映画『ローラーガールズ・ダイアリー』に出演していた。

 

P3150142

P3150147_2

11:00pm~ Dry The River @ Red Eyed Fly

トラッド・フォーク×エモコアなんて紹介したいロンドンの5人組。

去年から気になっていたのだが、ライヴを見てシビれた。

因みに、このレッド・アイド・フライ。一応、屋根はついているけど、ライヴをやるスペースは店を通り抜けた裏庭にある。

で、ステージの向こうは川という不思議な立地。

 

P3150158

0:00am~ Lower Dens @ ND

アシッド・フォーク・シンガー、ヤナ・ハンターが結成したバンド、ロウワー・デンズ。

 

P3150159

ヴェニューのスタンプがなぜかかわいい。

 

P3150161

1:00am~ Micah P. Hinson @ 18th Floor at Hilton Garden Inn

ヴァイオレント・カントリーを自称するテキサスのシンガー・ソングライター。

場所はホテルの18階にあるラウンジ。

下界の喧騒が別世界に思えるシチュエーションがいい。

P3150163

P3150164

 

P3150166

Red River Street

 

 

|

SXSW2012 DAY 1 (3月13日火曜日)

Photo

Austin-Bergstrom International Airport

荷物を受け取ると、市バス(1ドル!)で一路ダウンタウンへ。

 

Photo_5

早速、路上ライヴに遭遇。

 

Photo_2

2

5:00pm~ Delta Spirit @ Waterloo Records

セルフタイトルの3rdアルバムをリリースしたデルタ・スピリットのインストア・ライヴ。

 

Photo_3

エルビス!!

 

Photo_4

9:00pm~ Ruby Jane @ Beale Street Tavern

ウィリー・ネルソンとツアーしたこともあるオースティンの天才少女。

 

Photo_6

10:00pm~ Dax Riggs @ Hotel Vegas

長年、ライヴを見たいと思っていたゴシック・ブルース・シンガー。遂に念願が叶った!

ホテル・ヴェガスはフリーウェイを1本隔てたダウンタウンの東側の地区にある。この辺りは、この2、3年、バーやライヴ・ヴェニューがオープンしているオースティンの新しいプレイスポットだそうだ。

開発途上なのだろう。治安が悪かった頃の面影が若干感じられる。

まだ空き地がぽつぽつとあって、そこに飲食店の屋台(トレイラー)が何台も出ている光景はどこかアナーキー。 

 

P3140070

街の中心に戻り、ピザでエネルギー補給。

 

Photo_7

11:00pm~ Future of the Left @ Latitude 30

 

Photo_8

0:00am~ Frank Turner @ Latitude 30

イギリスのフォーク・パンク・シンガー。

 

Photo_9

2_2

3

4

1:00am~ Delta Spirit @ Hype Hotel

1日目の締めくくりに、もう一度、デルタ・スピリット。

SXSWのオフィシャル・ショウケースも含め、今年、デルタ・スピリットは9本のライヴを敢行した。

|

Fun.がアメリカですごいことに!

Fun

うっかりしている間にFun.がアメリカですごいことになっていた。

ジャネル・モネイをフィーチャーしたシングル「We Are Young」はラジオで大ヒット。

フュエルド・バイ・ラーメン移籍第1弾となる2作目のアルバム『Some Nights』は、なんと全米初登場3位の快挙を成し遂げた。

ジェリーフィッシュの後継者と謳われたアリゾナのバンド、ザ・フォーマットの元シンガーが率いる3人組。

今回、前身バンドから受け継いだオーケストラルなパワー・ポップはヒップホップの影響が加えられ、さらにスケールアップ。展開がちょっと読めない楽曲とともに押し寄せる幸福感に圧倒されるカタルシスが堪らない。

その大人気、日本にも飛び火するか?!

|

ジェームス・イハが14年ぶりにソロ第2弾アルバムをリリース

ジェームス・イハにインタビューする機会をいただいた。

3月14日にリリースした実に14年ぶりとなるソロ第2弾アルバム『ルック・トゥ・ザ・スカイ』について話を聞いた。

ジェームスの人柄が浮かび上がるインタビューは現在、発売中のミュージック・マガジン4月号に掲載。

『ルック・トゥ・ザ・スカイ』と合わせて、ぜひご高覧いただければ、と。

Photo

インタビュー後、ジェームスと記念撮影

|

ルセロがたどりついた円熟

Lucerors

Rolling Stoneのウェブサイトでルセロが3月13日にリリースする8作目のアルバム『Women & Work』の独占全曲ストリーミングが始まった。

アルバムを作るたびに強めてきた南部ロック志向が円熟とともに実ったことを思わせる。

ルセロ節は健在ながら、前作には残っていたパンクの向こう意気はここからは感じられない。

曲によってはローリング・ストーンズやフェイセスを連想させるようなところもある。

かつて自らを「大都会の夜に憧れる南部出身の少年」と歌った彼らは長い旅を経験して、ついにここまでたどりついた。

家人が言うとおり「おっさんくさい」作品にはちがいない。

しかし、そんなふうに考えると、なんだか感慨深いものがある。

|

But by Fallが実現した楽曲の振り幅

Bbf

前作から1年ぶりとなる新作『A Bloody Love Letter』を完成させたBut by Fallにインタビュー。

「新作は曲の振り幅を追求したい」という話を聞いていたので、なんとなく、どんな作品なのか予想はしていた。

『A Bloody Love Letter』は確かに、そういう作品だった。

しかし!!

今回、彼らが実現した「曲の振り幅」は、僕なんかの予想をはるかに上回るものだった。

4曲目のピアノ・バラードなんて、まだまだ序の口。その後、アルバムはものすごい展開を見せる。

もちろん、楽曲の振り幅は新作の聴きどころにはちがいない。しかし、本当の意味における聴きどころは、そういう多彩な楽曲がどれもちゃんとBut by Fallらしいものになっているところだろう。

アルバム制作の舞台裏をたっぷりと語ってもらったインタビューは、3月31日発売のグラインドハウス・マガジンVol.71で。

『A Bloody Love Letter』のリリースは4月4日!

|

[Champagne]待望の3rdアルバムが完成!

Photo_2

バラードはもちろん、ラテン、ホラー・サーフ・パンク(?!)などなど、前作『I Wanna Go To Hawaii』以上に多彩な楽曲を楽しめる作品ながら、ここまでアグレッシヴなアルバムになっていたなんて、とちょっとびっくりしてしまった。

タイトルは『Schwarzenegger』。

予想していた以上にかっこいい、強力なアルバムだ。

メンバー4人にインタビュー。新作についてたっぷり語ってもらった。

インタビューは3月27日発売のGiGSをチェック。

『Schwarzenegger』は4月4日リリース!

|

The Vaccines インタビュー

Photo

FUJI ROCK FESTIVALから5ヶ月、THE VACCINESが再び日本にやってきた。

2011年3月にリリースしたデビュー・アルバム『What Did You Expect From The Vaccines?』のヒットによって、人気と評価を決定的なものにしたロンドンの4人組。

ようやく実現した今回の単独来日公演でも日本のファンが“UKギター・ロックの救世主”と謳われる彼らに寄せる大きな期待と、バンドの熱演が一つになり、幸福感に満ちた熱狂を作り出していた。

東京公演の前日、Freddie Cowan(Gt)とArni Arnason(Ba)にインタビュー。甘美な白日夢を思わせるTHE VACCINESサウンドがいかに生まれたものなのかその秘密を教えてくれた。

つづき

|

『Women & Work』の予告ビデオ

Lucero_ww_promo

ルセロが3月13日にリリースするニュー・アルバム『Women & Work』の予告ビデオを発表した。

ロックンロール!

エルヴィス・プレスリーも常連だったメンフィスのアーケイド・レストランで撮影したブックレットが楽しそうだ。

アルバムのリリースまであと9日!

|

『ひきだし犬』

Photo

パペット・アニメーション『ひきだし犬』の作者、勝山聡子さんにインタビュー。制作の裏話や、ひきだし犬の誕生秘話など興味深い話をいろいろ聞かせていただいた。

前編

後編

|

« 2012年2月 | トップページ | 2012年4月 »