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2012年2月

USロックのスーパー・グループ、New Multitudes誕生

Newmultitudes

アンクル・テュペロ時代のジェイとジェフ・トゥイーディー(現ウィルコ)の確執を思い浮かべる人も多いのでは

ウディ・ガスリーが残した未発表の詩に新たに曲をつけ、現代に蘇らせる…と言ってもビリー・ブラッグとウィルコによる『マーメイド・アヴェニュー』ではない。

今回はマイ・モーニング・ジャケットのジム・ジェイムズら、4人のミュージシャンが音楽界の大事業に挑戦する。

メンバーはジェイムズ(Yim Yames名義での参加)の他、サン・ヴォルトのジェイ・ファラー、ウィル・ジョンソン(セントロ・マティック)、アンダース・パーカー(ヴァーナライン)の4人。

USロック・シーンのスーパー・グループなんて言いたい、すごい顔ぶれだ。

ガスリーに因んで、ニュー・マルティテューズを名乗った4人は2月28日、セルフタイトルのアルバムをリリース。3月6日のサンフランシスコ公演を皮切りにツアーも行うそうだ。

ガスリー生誕100周年にあたる今年、ビリー・ブラッグとウィルコも未発表に終わった『Mermaid Avenue Vol.3』を含む4枚組『Mermaid Avenue:The Complete Sessions』をリリースするという。

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New Multitudes / New Multitudes (Rounder)

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Luceroの新作は前作以上に幅広い楽曲を収録?!

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「俺達は昔みたいに手探りでやっているわけじゃない。(新作の『Women & Work』では)また一段階、成長したんだ」

ルセロのベン・ニコルズが米ローリング・ストーンのインタビューで、3月13日にリリースする新作についてそんなふうに語っている。

『Women & Work』は前作でホーン・セクションとともにアプローチしたメンフィス・ソウル路線を受け継ぎながらもさらに幅広い表現に挑んだものになっているようだ。

アルバムの最後を飾る「Go Easy」では、ゴスペル・クワイアをフィーチャーしているんだとか。

「それでもまだ、全然、ルセロっぽいサウンドだけどね。収録曲はどれもこれまでと同じところから生まれたものだし」

昨年、ワープド・ツアーに参加したルセロはメジャー・レーベルを離れ、彼らのようなバンドには理解があるインディー・レーベル、ATOに移籍した。今年の6月にはメタリカがキュレーターを務めるオリオン・ミュージック+モア・フェスティバルに出演することが決まっている。

いよいよ新作をリリースする今年は、さらなる飛躍が期待できそうだ。

「今までで最高と言ってもいいところに俺達はいると思う」

ベンもバンドに、また吹きはじめた追い風を感じているようだ。

「だからってロック・スターになりたいなんて思ったことは一度もないけどね。でも、俺の親父なんかは言うんだよ。もうちょっとファンを増やして、もっとレコードを売ってもいいんじゃないかってね(笑)」

『Women & Work』のリリースは3月13日。

新作がリリースされるその週はSXSWに出演。SXSWのオフィシャル・ショウケースを含め、SXSW開催中のオースティンでは「少なくとも6回は演奏する」とブライアン・ヴェナブル(G) はバンドの掲示板で予告している。

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Katy Goodman愛猫を語る

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ヴィヴィアン・ガールズの中で一番かわいい(※)キックボール・ケイティことケイティ・グッドマンがPaste Magazineの「5人のミュージシャンがペット自慢!」(「Five Musicians Showoff Their Pets」)という記事で愛猫ウォルターについて語っている。

※個人の感想です。

ケイティによると、ウォルターはひとなつっこい、お喋り好きの、やんちゃな甘えん坊らしい。

ケイティのソロ・プロジェクト、ラ・セラは3月27日に2作目のアルバム『See The Light』をリリースする。

リリースに先駆け、3月3日からケイティはツアーをスタート。

ウォルターと暮らすようになってから初めてのツアーなんだとか。

ケイティがツアーに出ている3週間の間、ウォルターは友人の家に預けられるそうだ。

人んちのことだけど、ちょっと寂しい。

『See The Light』の日本盤がYacca / Inpartment Inc.から3月18日にリリースされることが決定した。
ボーナス・トラックとして、7インチ・シングル「Never Come Around」のB面曲「Behind Your Eyes」とアルバムのリード曲「Please Be My Third Eye」のデモ・バージョンが収録されるそう!(3月6日追記)

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See The Light / La Cera (Hardly Art)

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Obliviansが完全復活?! 15年ぶりに新作のレコーディングを開始!!

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大ニュースが飛びこんできた。

カリフォルニアのイン・ザ・レッド・レコードがメンフィスのガレージ・パンク・レジェンド、オブリヴィアンズと契約したことを発表した。

オブリヴィアンズって誰?なんて言いっこなしだぜ。

(写真はグレッグ・オブリヴィアンとイン・ザ・レッドのラリー・ハーディー)

グレッグ、ジャック、エリックの3人は97年発表の『Play 9 Songs With Mr.Quintron』以来となるニュー・アルバムのレコーディングを始めるそうだ。

バンドは98年に一度解散。その後、3人はそれぞれに音楽活動を続けてきたが、この数年はオブリヴィアンズとして断続的にライヴも行ってきた。

ついに準備が整った、ということだろうか。

新作のレコーディングおよびリリースをきっかけにオブリヴィアンズが本格的に復活することを期待したい。

 

オブリヴィアンズは俺にとって最高のバンドだったんだ

                                   ジャック・オブリヴィアン

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Luceroの新作『Women & Work』のプリオーダーがスタート

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スタートしたのはいいんだけれど。

今回は、予約特典にどんなTシャツ、あるいはフーディーがつくのかと楽しみにしていたら、なんと、Tシャツはアナログ盤のセットのみだった!

CDの予約特典はトランプかステッカーってどうなのよ。

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今回のTシャツ、絵柄がなかなかいいから欲しいんだけどな。

オースティンでメンバーに会えたらねだってみようか?!

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無心の境地でレコーディングに臨んだDr.Dogの最新アルバム

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ポップ、ルーツ・ミュージック、サイケデリック、ローファイ、レトロ…さまざまな要素が渾然一体となった音楽性が人気を博しているフィラデルフィアの6人組、ドクター・ドッグ。

全米チャートの44位に食いこんだ前作『Shame, Shame』は、なんだか小難しいことをやっているなという印象だった。

しかし、新作はシンフォニックなサウンドを離れ、再びギター・サウンドに回帰したうえで、よりトラディショナルなロック・サウンドになっていると聞き、それならばと期待していた。

そんなふうに思っていたファンは多かったようだ。バンドはそんなファンの期待に応えるような作品を完成させた。

タイトルは『Be The Void』。

もちろん、ドクター・ドッグのことだ。単にトラディショナルなロック・サウンドで終わるわけがない。

ギター・サウンドに回帰したということよりもむしろリラックスした雰囲気とともにバンドの持ち味である遊び心が全編で感じられるところが新作が前作よりも聴きごたえある作品になった大きな理由だろう。

風変わりなバンドの姿を、エネルギッシュかつルースな演奏が伝えている。

前作にはそれが足りなかった。今思えば、前作は小難しいと言うよりは、生真面目に作りすぎた作品と言うべきか。

「俺達は(新作を)あっという間に作ってしまったんだ。以前よりも自分達の決断や直感を信じていたんだよ。もちろん、不安になったり、パニックを起こしそうなったりもしたけど、突然、何もかもがうまく行っているんだから、これを台無ししちゃダメだって気づいたんだ」

スコット・マックミッケン(Vo, G)は新作についてそんなふうに語っている。

『Be The Void』というタイトルは、新作のレコーディングに「無心の境地」で臨んだとか、自分達が「空っぽ」になるまでとことんやったとかという意味かもしれないと想像が膨らんだ。

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Be The Void / Dr.Dog (Anti-  87169-2)

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LuceroがMetallica主催のフェスティバルに出演

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メタリカがキュレーターを務めるOrion Music + More Festivalが6月23日と24日の2日間にわたって、ニュージャージー州アトラティック・シティで開催されることが発表された。

そこにルセロが出演する。

なぜ、メタリカの?! と思い、フェスティバルのラインナップをチェックしたみたところ、アークティック・モンキーズ、モデスト・マウス、ザ・ガスライト・アンセム、ベスト・コースト他、ラインナップはメタルに止まらない多彩なものになるようだ。

『Women & Work』のリリースに加え、今年は何かと盛り上がりそうな予感!

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忘れらんねえよのファーストへたれアルバムが完成!

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奇跡の“へたれクソバンド”、忘れらんねえよがついにファーストへたれアルバム『忘れらんねえよ』を完成させた。

1枚目にして、名作と言える…つっこみどころ満載の作品だ。

爆音と、いろいろな意味で耳に残る――人間の心理の真理を探求した言葉の数々に爆笑、感動、そして戦慄。

全13曲を聴きおわったとき、「こいつらどうかしてるぜ!」と快哉を叫んだ。

再び彼らにインタビューする機会をいただいた。

今思い出しても、ワクワクしてしまう話をいろいろ聞かせてもらった。

インタビューは今月27日発売のGiGS4月号に掲載。

『忘れらんねえよ』は3月7日リリース!!

彼らの歌が頭の中でずっと鳴りっぱなしだ。

このビデオ、最高(笑)。でも、これは彼らの一面でしかない。

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J.Tillmanのソロ・プロジェクト、Father John Mistyが始動

Jtillman

1月20日の東京公演を最後にフリート・フォクシーズを脱退したJ.ティルマンがファーザー・ジョン・ミスティなるソロ・プロジェクトを始動。

5月1日、サブ・ポップから『Fear Fun』と題したアルバムをリリースすることを発表した。

アルバムの予告編とも言うべき「Hollywood Forever Cemetery Sings」のミュージック・ビデオも公開した。

『スコット・ピルグリムVS.邪悪な元カレ軍団』などの作品に出演している女優/コメディエンヌ、オードリー・プラザの演技がコワい…。

2011年の夏の間、シアトルを離れ、2ヶ月間、ヴァンで寝起きしながら小説を書いていたティルマンは突然、曲を作りはじめた。

それがファーザー・ジョン・ミスティの始まりだったという。

サブ・ポップのホームページではウェイロン・ジェニングス、ハリー・ニルソン、チェロ奏者のアーサー・ラッセル、ロイ・オービソン、ラウドン・ウェインライト3世、チャールズ・ブコウスキー、リチャード・ブローティガン、オスカー・ワイルドの名前を挙げ、『Fear Fun』を紹介している。

ジョージ・ハリソンの『オール・シングス・マスト・パス』やレッド・ツェッペリンの『フィジカル・グラフィティ』のように多彩な楽曲が収録された作品なんだそうだ。

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First Aid Kitインタビューこぼれ話

Fak クララとヨハンナ

ファースト・エイド・キットのインタビューを含む特集「インディ・ガールズ・フォーク」は現在、絶賛発売中のCDジャーナル2月号で、ぜひチェックを。

こつこつと揃えていた女性アーティスト達の作品が遂に日の目を見た僕の趣味丸出しのページであることはさておき、ここではそこに書ききれなかったファースト・エイド・キットのインタビューこぼれ話を紹介したい。

ペラペラのペラぐらいは日本語を喋れるお姉ちゃんのヨハンナ。

「日本語、どこで習ったの?」と尋ねると、「学校で習った」と言うので、日本語の授業を選択した理由を尋ねたら、「J・ポップが好きだったから」という答えが返ってきた。

なんでもヨハンナは高校時代、日本が誇る浜崎あゆみのファンだったんだそうだ。

「へぇ、そうなんだぁ」と感心していると、顔を真っ赤にして、「ハズカシー」と日本語で言うヨハンナがまたかわいらしかった。

そんな姉を、12歳の時からブライト・アイズを聴いている、ある意味、姉よりもコアなインディ・ロック・ファンの妹のクララは、ちょっとバカにしていると言うか、「ガキねぇ」と思っているふうにも感じられた。

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