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2012年1月

Jack Whiteがソロ・アルバムのリリースを発表

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ジャック・ホワイトが4月23日/24日にソロ名義のアルバムをリリースすると発表した。

タイトルは『Blunderbuss』。

アルバムからの1stシングル「Love Interruption」がアルバム・リリースのニュースとともに発表された。

ホワイトらしい1曲。

これを聴くかぎり、アルバムはファンの期待に応えるものになっているような気がするけれど、果たして?!

因みにホワイトはソロ・アルバムについて、こんなふうに語っている。

「『Blunderbuss』は、俺がこれまで発表することができなかったアルバムだ。俺は自分自身の名前でレコードを作ることを長い間、伸ばし伸ばしにしてきた。だけど、『Blunderbuss』の曲は唯一、俺の名前で発表するのがふさわしいように感じている。ゼロから書かれ、俺以外の誰とも関係がない、俺自身のキャンバスに俺自身の色彩で描いた俺だけの表現なんだ」

ロックの救世主がついに動きはじめた。

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Justin Vernonのプロデュースが光るKathleen Edwardsの新作

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ボン・イヴェールのジャスティン・ヴァーノンが共同でプロデュースしたキャスリーン・エドワーズの新作『Voyageur』が17日にリリースされた。

期待はしていたけど、こんなにいい作品になるとは!

エドワーズの曲作りが殊更に変化したというわけではないけれど、何と言うか、彼女が作った曲にこれまでとは違う角度から光を当てた結果と言うか、それはやはりヴァーノンのアイディアやサジェスチョンによるところが大きかったんだろう。

2曲目の「Chameleon / Comedian」に強烈なコーラスを加えているフランシス&ザ・ライツのフランシス・フェアウェル・スターライトら、ヴァーノンの人脈と思しきゲスト陣の参加もエドワーズの曲に広がりを与えることに一役買っている。

「彼女のファンとして、4枚目のレコードを完全にかけ離れたものにはしたくなかった。ただ、彼女の新しい時代を、確実に印象づけることはできた。彼女は彼女に対して、人々が抱いているところから踏み出す準備はもうできてるんだ」

以前、ヴァーノンが語っていたとおりの作品だ。

これまでは一本調子になりがちだった曲の数々は、それぞれにさまざまな閃きに満ち、最後まで耳をひきつけ離さない。

これまで作ることができずにいた代表作を、エドワーズはついにものにした。

その最大の功労者であるヴァーノンとエドワーズ。実はつきあっているんだそうだ。

なるほど。なんか、納得。

エドワーズの母国、カナダで熟練した船頭を意味するタイトルは、ヴァーノンのことなんだろうな。

Voyageur

Voyageur / Kathleen Edwards (Zoe 01143-1145-2)

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映画『犬の首輪とコロッケと』インタビュー

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ケンカと窃盗に明け暮れる札付きのワルだった少年は、ひとりの女性と出会ったことをきっかけに真面目に生きることを誓い、漫才師を目指した――。

大阪を中心に活躍している芸人、長原成樹が自伝小説を自ら映画化した『犬の首輪とコロッケと』が今月28日からロードショー公開される。主人公・セイキと、彼を寡黙に見守るおとうちゃんの"愛"を中心に、彼の周りにいる熱い......いや、暑苦しい人たちのさまざまなおもいを泣き笑いとともに描いた同作。荒くれた映画と思いきや、人情味あふれるなかなか爽やかな作品になっている。

そこで今回は、セイキ役の鎌苅健太と、彼のライバル、ヤマトを演じた中村昌也へのインタビューを敢行。同作の見所や撮影中のエピソードなどを存分に語ってもらった。

つづき

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ちょっと、いや、かなり意外だったMark Laneganインタビュー

Marklanegan

昨年の暮れ、マーク・ラネガンにインタビューするという貴重な機会をいただいた。

まさかラネガンにインタビューできる日が来るとは、とちょっと感慨深かった。

もっともインタビューとは言え、ベルギーにいるラネガンとの電話インタビューだったので、実際話したのは通訳さんだったんだけれど。

2月8日にリリースする8年ぶりのソロ・アルバム『ブルース・フューネラル』のことを中心に質問してみたところ、漆黒のブルース・シンガーというこれまでの孤高とか強面とかというイメージとはかなり違う、何と言うか、前向きな答えが返ってきて、それもちょっとびっくりだった。

「もっとレコーディングして、もっと仕事をしたい。一日一日を大事にして、学び、成長しつづけていきたいね」

そんな言葉がラネガンの口から聞けるなんて想像できる?!

貴重なインタビューは現在、発売中のミュージック・マガジン2月号に掲載。ぜひ、目を通していただければ、と。

好きなシンガーを尋ねたら、真っ先にガン・クラブの故ジェフリー・リー・ピアースを挙げてくれたのがとてもうれしかった。

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Blues Funeral / Mark Lanegan Band (Hostess  BJG10143)

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Josh T.Pearsonがイギリスでブレイク?!

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「ラフ・トレードがジョシュ・T・ピアソンをゴリ押ししている」

ロンドンでセッションを楽しんでいる友人のロッキン・ロンサム・エンペラー改めイーヴル・エルヴィスからメールが来た。

どういうことだろうと思い、調べてみると、ジョシュ・T・ピアソンが昨年3月にリリースしたデビュー・アルバム『The Last Of Country Gentlemen』が、ラフ・トレード・ショップスのアルバム・オブ・ジ・イヤーに選ばれたということだった。

カート・ヴァイル、ギリアン・ウェルチ、PJ・ハーヴェイらを押さえての堂々の1位である。

アコースティック・ギターの弾き語りに若干のストリングスを加えただけの渋いアルバムが1位だなんてすごい、とちょっとびっくりしてしまった(ストリングスはダーティ・スリー、ニック・ケイヴ&ザ・バッド・シーズのウォーレン・エリス他)。

因みにアンカット誌の年間ベスト・アルバムでは5位だった。

「素晴らしい女性に恋をした。ただ、彼女は私の妻ではないんだけれど」と歌う「Honeymoon's Great:Wish You Were Her」をはじめ、自堕落な(?)女性関係を赤裸々に綴った歌詞がウケているらしい。

僕は昨年3月、SXSW開催中のオースティンで見たローカル紙に載っていたライヴ写真からただならぬものを感じて、『The Last Of Country Gentlemen』を購入した(ジャケットもよかった)。

Jtpcr オースティン・クロニクルに載った写真

元々はテキサス州デントンのロック・バンド、リフト・トゥ・エクスペリエンスのフロントマンだった。

バンド解散後、ソロに転じたピアソンはテキサスからパリ、パリからベルリンへと移り、そこでミュート・レコードと契約。2011年3月、『The Last Of Country Gentlemen』でついにソロ・デビューを飾った。

『The Last Of Country Gentlemen』は全7曲58分の大作。

ほぼ弾き語りで58分?!と思いきや、いつしか自らの暗い過去を告白、いや、激白するように歌うピアソンのメランコリックなヴォーカルにひきこまれる。

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The Last Of Country Gentlemen / Josh T.Pearson (Mute 9497-2)

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Bruce Springsteenが新曲のリリック・ビデオを発表

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フォーク・パンク/ブルーカラー・パンクの導師(え、そんなふうに紹介しちゃう?!)、ブルース・スプリングスティーンが前作から3年ぶりとなるニュー・アルバムをリリースすることを発表した。

タイトルは『Wrecking Ball』。

海外のメディアによると、新曲は「予想を裏切るようなテクスチャーで、ループやエレクトリック・パーカッションなどが用いられ、ヒップホップからアイリッシュ・フォークのリズムまでの影響やリズムが取り入れられている」らしい。

また、「ブルースは経済的正義にかなり関心を持っており、彼の作ったアルバムの中で最も怒れる(怒りを含んだ)作品だと感じている」とも伝えられている。

ニュー・アルバムからの1stシングル「We Take Care of Our Own」のリリック・ビデオも発表された。シンセやパーカッションのキラキラした使い方が印象的なスプリングスティーンらしい1曲だ。

『Wrecking Ball』のリリースは3月6日(日本盤は3月21日の予定)。

ルセロ、ザ・ガスライト・アンセム、アゲインスト・ミー!、チャック・レーガンのファンは必聴。

ひょっとしたらSXSWでライヴが見られるかも?!

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Lucero待望の新作のリリース日が決定!

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前作『1372 Overton Park』から約2年半ぶりとなるニュー・アルバム『Women And Work』のリリース日がついに発表された!

3月13日!!

アートワークとトラック・リストは以下のとおり。

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1. Downtown (Intro)
2. On My Way Downtown
3. Women & Work
4. It May Be Too Late
5. Juniper
6. Who You Waiting On?
7. I Can’t Stand To Leave You
8. When I Was Young
9. Sometimes
10. Like Lightning
11. Go Easy

あー、待ち遠しい!!

待ちきれない!!

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Ben Kwellerの来日公演が決定!

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2月8日に『チェンジング・ホーセズ』以来となる5作目のアルバム『ゴー・フライ・ア・カイト』をリリースするベン・クウェラーの来日公演が決定した!

2月25日から東名阪をバンドとともにツアーするんだそう。

新作、来日公演ともに楽しみ~。

詳細

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カサビアンのサポートを務めた[Champagne]を見てきた!

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カサビアンの来日公演でオープニング・アクトを務めた[Champagne]を見てきた。

「For Freedom」で始まった演奏は序盤こそやや堅かったように思えたけど、かなり気合が入っていたようにも感じられた。

「Cat2」からカサビアンのヒット曲「クラブ・フット」になだれこんだのはちょっと驚きだった。

カサビアンのギタリスト、サージ・ピッツォーノも姿を現した。

演奏が終わると、「ごめんなさいね」とVo&Gの川上洋平が一言。

「ちゃんとメンバーに許可もらったから。この後、ホンモノが出てくるからいいでしょ(笑)」

「俺達よりもうまくやるなよって言われた」とBの磯部寛之がつけ加えた。

「できるわけないって(笑)」

堂の入った演奏にカサビアンのファンも好意的に受け止めたようだ。

一気に雰囲気が和んだ。

30分ほどの演奏だったが、僕は大満足だった。

「みんなの気持ちは俺が一番わかってる。早く終わってほしいと思ってるんでしょ(笑)」

最後の曲の前に言った川上のMCも気が利いていたと思う。

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Blitzen Trapperが描き出すアメリカの「日常」

Blitzentrapper

ブリッツェン・トラッパーが昨年リリースした『American Goldwing』収録の「Take It Easy Too Long」のビデオを発表した。

ドラムのブライアン・エイドリアン・コッホが監督した、このビデオ。

何てことない映像なのだが、そこに映し出されているタイトルそのままのバンドの様子がいかにもアメリカって感じで堪らない。

一瞬だけど、また銃をぶっ放してるし(笑)。

いいなぁ、この連中。

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Justin Townes Earleの新作はメンフィス・ソウル調?!

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シンガー・ソングライターのジャスティン・タウンズ・アールが3月27日、シカゴのブラッドショット・レコードから4作目のアルバム『Nothing's Gonna Change The Way you Feel About Me Now』をリリースすると発表した。

2010年にリリースした『Harlem River Blues』は全米チャートの47位を記録するスマッシュ・ヒットになった。

今やブラッドショットの稼ぎ頭。

新作はこれまで以上に話題になることだろう。

ジャスティンが米ローリング・ストーン誌に語ったところによると、新作はこれまでの作品とは違い、メンフィス・ソウルの影響を受けているんだとか。

「常に変化しつづけ、絶えず、より多くのことを学ぶのがアーティストだと思う」

ジャスティンはそんなふうに言っている。

ライアン・アダムスのファンはとりあえず聴いたほうがいい。

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Nothing's Gonna Change The Way you Feel About Me Now / Justin Townes Earle (Bloodshot  BS193)

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ガールズブログバトル

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日本で一番古い絵の具メーカー、春蔵絵具のスポンサードの下、計10人の新進女性画家/版画家達が日々の制作にまつわるあれこれや、その他の身辺雑記をブログに綴っている。

「春蔵六人娘 油地獄」(油絵)、「春蔵四人娘 版画錦」(版画)と題された、この2つのブログ。実は、ただ、ブログを書くだけではつまらないということから、更新回数に人気投票をプラスした得点を争い、勝者にはデパートで展覧会を開催する栄誉が与えられるというバトル形式になっているところがおもしろい。結果発表は2012年5月。

もっともバトルとは言え、10人がお互いに火花をパチパチと散らしているわけではないが、ふだん、なかなか覗くことができない作品の製作過程あるいは風景を垣間見られるところが興味深い。

決して堅苦しいとか小難しいとかというものではなく、そこはブログだからなのか、それぞれの人柄が文章や写真、さらには更新の頻度にも表れているようで、それほど、いや、ほとんど美術の知識を持ち合わせていない筆者のような人間が読んでもおもしろい(覗き趣味と言われれば、それまでだけれど)。

美術をやっている人ってもっとエキセントリックなのかなと思いきや、一概にそうとも言えないと言うか、何と言うか、一体、どんな子達なんだろうとさらなる興味が湧き、ブログバトルに参加している粟千紗都さん、長嶋由季さん(「春蔵四人娘 版画錦」参加)、高崎友里香さん、宮間夕子さん(「春蔵六人娘 油地獄」参加)に集まってもらい、新進画家/版画家達の素顔に迫ってみた。

4人が赤裸々に語り合った、この座談会をきっかけに彼女達の作品もまた身近に感じてもらえるんじゃないだろうか。

座談会 前編 後編

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First Aid Kitが「Emmylou」のビデオを公開

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スウェーデンの姉妹デュオ、ファースト・エイド・キットが2月8日にリリースする2ndアルバム『ザ・ライオンズ・ローア』からの2ndシングル「エミルー」のビデオを公開した(海外は1月24日リリース)。

あなたのエミルー(・ハリス)になる。ジューン(・カーター・キャッシュ)でもいいわ
あなたが私のグラム(・パーソンズ)か、ジョニー(・キャッシュ)になってくれるならね
ううん、多くを望んでいるわけじゃない
ただ、私と一緒に歌ってくれればいいのよ

そんなふうにアメリカのカントリー・ミュージックへの憧れを歌った「エミルー」。
そのビデオはグラム・パーソンズ所縁のジョシュア・トゥリーで撮影されたようだ。

名曲!

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Deer Tickのジョンが率いるDiamond Rugsが1位に選ばれた!

Diamondrugs

アメリカのPaste Magazineが6日、2012年期待のアルバム25枚を発表した。

3位のシガー・ロス、2位のシンズを押さえ、1位に選ばれたのがなんとダイヤモンド・ラグスだった。

ディア・ティックのジョン・マッコーリーがブラック・リップス、ロス・ロボス、デッド・コンフェデレイト、シックス・フィンガー・サテライトのメンバーと結成したサイド・プロジェクト。

一部のリスナーからはUSインディー・シーンのスーパー・グループと言われている。

とは言え、1位だなんて、Paste Magazineもとち狂ったか?!

いや、4月24日にパルチザン・レコードから出るアルバムはもちろん楽しみではあるけれど。

10日間で14曲を書き、レコーディングしてしまったそうだ。

その中から1曲、「Christmas In A Chinese Restaurant」だけが発表された。

ジョン・マッコーリーってやっぱりヘンな奴

普通に、いい曲。

アルバムがどんな内容なのかさっぱり見当がつかない。

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The Cave Singersが表現する熱狂と陶酔

Nowitch

No Witch / The Cave Singers (Jagjaguwar  JAG176)

ザ・ケイヴ・シンガーズが昨年2月にリリースした3作目のアルバム『No Witch』。

このバンド名と、このタイトル。そして、このジャケット。

ここまでアメリカのバンドらしいずっこけたセンスを物語る条件が揃っているにもかかわらず、なぜ、購入を迷っていたんだろうか? 

フォーク、ブルース、ゴスペルをごた混ぜにしたうえで、どうかすると、サイケデリックにもなる、この3人組の音楽の虜になってしまった今となっては、購入を躊躇した理由がさっぱりわからない。

彼らが表現する熱狂と陶酔にすっかりやられてしまった。

CDを聴きながら、ろくに調べもせず、うっかり南部の出身と思いこんでいたら実はシアトルのバンドだった。

しかも、Guitar / Foot Jawn担当のデレク・フデスコはポスト・パンク・バンド、プリティ・ガールズ・メイク・グレイブスの元メンバーだった。

なるほど、そういう転身もあるわけだ。彼らが奏でる熱度満点の音楽の根の深さを垣間見た気がした。

『No Witch』収録の「Black Leaf」のビデオもいいけど、1stアルバム『Invitation Songs』収録の「Dancing On Our Graves」のビデオが強烈。

馬鹿の一つ覚えと言われるかもしれないけど、その世界観はまるでフラナリー・オコナー。

いいなー。

ケイヴ・シンガーズのことがますます好きになった。

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HAPPY NEW YEAR 2012

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あけましておめでとうございます。

新年を迎えることができました。

今年もよろしくお願いします。

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