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ナッシュビルの新星、Nikki Lane

Nikki

ナッシュビルの女性シンガー・ソングライター、ニッキー・レーンが9月27日にリリースした本格デビュー・アルバム『Walk Of Shame』が予想していた以上によかったのでちょっとびっくりした。

アルバムに先駆け、7月にリリースしたシングル「Gone, Gone, Gone」のビデオを見て、なんとなく予想はしていたけど、カントリーのみならず、ロカビリーや60年代のガールズ・グループ、ブリティッシュ・ビートの影響も巧みに取り入れているところがおもしろい。

因みにアルバムの締めくくるのは、マディー・ウォーターズの「I Can't Be Satisfied」のカヴァーだ。

プロデューサーはデイヴ・コブとルイス・ペサコヴ。

前者はシューター・ジェニングス作品におけるプロデュースが有名か。一方、後者はニッキーのレーベル・メイトであるロサンゼルスのインディー・ロック・バンド、フールズ・ゴールドのメンバーだ。

プロデューサーの顔ぶれからは、型通りのカントリーのアルバムを作るつもりなんてなかった、というニッキーの意気込みが窺えるようだ。

実際、あるインタビューで彼女は、南部出身の自分のバックボーンがカントリーであることを認めながらも、自分の音楽について、“アシッド・カントリー”“ドラッギー”という言葉を使い、「型にはまるつもりはない」と言っている。

出身はサウス・カロライナのグリーンヴィル。

元々はファッション・デザイナーを目指していたという。

その夢を叶えるため、高校をドロアップアウトすると、単身、ロサンゼルスに上京。その後、ニューヨークに移り住み、失恋したことをきっかけに歌いはじめた。

曲の作り方は、ロレッタ・リン、ウェイロン・ジェニングス、ジョン・プライン、マール・ハガードから学んだ。

しかし、フレイミン・グルーヴィーズやガン・クラブといったロックンロールも聴いていたという。

なんて素晴らしい趣味の持ち主なんだろう。

もうそれだけでOKだ。

ところで、元々、ファッションの世界に興味を持っていた彼女は現在、High Class Hillbilliesというヴィンテージのファッションおよびアクセサリーのショップをやったり、ナッシュビルのファッション・ブランド、Closet Case Vintageのプロモーション・ビデオでモデルを務めたりもしている。

BGMはタイ・シーガル

Wlkofshame
Walk Of Shame / Nikki Lane (Iamsound  IAM051)

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