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Dawesが新作でバケた!

Dawes

去年、彼らのライヴを観たとき、テイラー・ゴールドスミス(Vo, G, K)の歌を聴き、いい声だなとは思ったものの、彼らがその前年、リリースしたデビュー・アルバム『North Hills』は正直、「When My Time Comes」以外、それほどいいとは思わなかった。

その彼らがこの6月にリリースした2ndアルバム『Nothing Is Wrong』でバケた。

サイモン・ドウズ改めドウズ。ビーチ・ボーイズ、クロスビー・スティルス・ナッシュ&ヤングら、往年のウェストコースト・サウンドのバンド/アーティストが持っていたメロディーとハーモニー、そしてジェントルさをセンチメントとともに現代に蘇らせるロサンゼルスの4人組インディー・ロック・バンド。

音楽性が変わったわけではない。音作りだって前作と特に違ったことを試しているようにも思えない。

しかし、前作とは全然違う印象がある。

「When My Time Comes」のようなキャッチーな曲こそないものの、その代わりに一曲一曲に胸に迫るものが感じられるのだ。

実はその予感はすでに、テイラーがディア・ティックのジョン・マッコーリー3世、デルタ・スピリットのマシュー・ヴァスケスと組んだミドル・ブラザーのアルバムを聴いたときからあった。そこでテイラーが提供した「Blood And Guts」を聴き、こういう胸を打つ曲が作れるんであれば、ひょっとしたらドウズの新作もいいかもしれない。そんなことを感じた。

迷わず『Nothing Is Wrong』を購入した。すると、予感は見事、的中。

もちろん、ミュージック・シーンを騒がせるような派手な作品ではない。スノッブな連中の自尊心を満足させる話題性があるわけでもない。

ただ、出会えたことがうれしいと思える作品。『Nothing Is Wrong』は、僕にとってそういうアルバムだ。

多くの人にとってもそうであってほしいと願わずにはいられない。

テイラーが『Middle Brother』に提供していた「Million Doller Bill」のドウズ・ヴァージョンも収録。どうせなら「「Blood And Guts」をやってほしかった。

Nothingiswrong

Nothing Is Wrong / Dowes  (ATO 0101)

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