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遂に日の目を見たHank IIIのロック・アルバム

Hankiii

「買うんじゃない。でも、別のやり方で手に入れろ!」

ハンク3ことハンク・ウィリアムズ3世はそんなふうに言っていた。

ハンク3がレーベルを離れたとたん、リリースを決めた、ほとんどいやがらせとしか思えないレーベルのやり方に腹を立てるハンク3の気持ちも理解できる。

しかし、こんなに素晴らしいアルバムだ。

これまでブートレグでしか聴けなかった作品が大勢の人に聴いてもらえる機会をようやく得たという意味では、今回、リリースされて本当によかったと思う。

『Hillbilly Joker』。

ハンク3が3作目のアルバムとして、『This Ain't Country』(『This Ain't Cuntry』とも)というタイトルでリリースしようと考えながら、レーベルからリリースを拒否され、長いことお蔵入りしていたロック・アルバムだ。

ハンク3が愛するメタルとハードコアとカントリーとブルースの奇跡の融合。

プロデューサーはマリリン・マンソンやジェットのアルバムで知られるデイヴ・サーディ。

こういうサウンドを、本当の意味でオルタナティヴなロックというのだろう。気持ちの悪いグルーヴがすこぶる気持ちいい。

2曲目の「I'm Drunk Again」に被せたライフル銃に弾を装填する効果音がかっこいい。歌メロがちょっとナンシー・シナトラの「These Boots Are Made for Walkin'」を思わせる6曲目の「Tennessee Driver」はポップ風味が印象に残る。アルバムのラストを飾る「Hellbilly」はリジェンダリー・シャック・シェイカーズが『Agri-dustrial』で奏でたサウンドの先取りなんて言ってみたい。因みにギタリストは元ジーザス・リザード、現リジェンダリー・シャック・シェイカーズのデュエイン・デニソン。いろいろ想像が膨らむではないか。

Assjack名義でリリースしたメタル・アルバムは楽しむことができなかったが、これにはヤラれた。

ハンク3。すごい才能の持ち主だ。

また、この路線でアルバムを作らないのか?! 

いや、絶対作るべきだろう。

Hillbillyjoker

Hillbilly Joker / Hank III (Sidewalk D2-79233)

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