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2011年2月

イエローカード@リキッドルーム 2月17日(木)

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とてもいいライヴだった。

熱度満点の演奏はもちろん、そんなバンドを大歓迎した大勢のファンの姿に僕は感激した。

そして、思った。誰もがこの日を待っていたのだ、と。

2年半の活動休止を経て、昨年夏、ついに復活したイエローカードの来日公演。

その翌日、ヴァイオリン奏者のショーン・マッキンにインタビューすることができた。

「イエローカードの新しいチャプターの始まり」

そんな言葉が印象に残った。

3月23日にリリースされる新作『When You’re Through Thinking, Say Yes』は、新しいチャプターの始まりにふさわしいイエローカードらしい作品だ。

インタビューは3月の頭に配布予定のフリーペーパー、connected!に掲載。

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ヘヴィー・クリーム インタビュー

ナッシュヴィルから現れた天然系(?!)パンク・バンド

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もちろん、今に始まったことではない。しかし、この数年、以前にも増しておもしろくなってきたナッシュヴィル・シーン。

聞けば、メジャー・レーベルもスカウトを派遣しているという。

カントリーの聖地というイメージも今は昔。現在のナッシュヴィル・シーンでは、さまざまなバンドが活躍している。そう言えば、ジャック・ホワイトのサードマン・レコードもナッシュヴィルに移ってきた。

そんなナッシュヴィル・シーンに注目している中で出会ったバンドがヘヴィー・クリームだ。

女の子3人と野郎1人からなる4人組。

ナッシュヴィルの注目デュオ、ジェフ・ザ・ブラザーフッドが運営しているレーベル、インフィニティー・キャットのホームページで彼女達のデビュー・アルバム『DANNY』のジャケットを見た瞬間、何とも言えないそのセンスにヤラれてしまった。

強烈な予感があった。

早速、購入してみたところ、予感は的中。「ジョーイ・ラモーンとスージー・クアトロの私生児」と謳われているパンク・ロックは、退屈と虚無、そして逃避願望を主なテーマにしたと思しき歌詞の世界も含め、時代を超越した魅力を感じさせるものだった。

僕はそこにアメリカン・ミュージックの醍醐味を感じずにはいられなかった。

インタビューを申込むと、ギターのミミが答えてくれた。

●ヘヴィー・クリームは、どんなふうに始まったんですか?

ジェシカ(Vo)が全員に招集をかけたのよ。バンド結成を思いついた彼女がダニエル(B)、メリッサ(Dr)、そして私に電話してきて、「セッションしない?」って誘ったの。で、その夜、私達はビールを飲みながら演奏してみたってわけ。

※その後、メリッサは脱退。新たにティファニーが加入した。

●その時、どんなバンドにしようと考えていたんですか?

誰もそんなことは考えてなかったな。その時、思いついたものをただ演奏しただけよ。たまたま、それがヘヴィーなパンク・サウンドだった。私達全員、70年代のパンクを聴いてきた。ジェシカとメリッサはカントリーも聴いてたみたいだけど、私はもっぱらパンクとハードコアばかりね。ダニエルの音楽の趣味はわからない。めちゃめちゃなのよ(笑)。そういうのがごちゃ混ぜになってヘヴィー・クリームを作ってるのよ。

●ヘヴィー・クリームってバンド名はどこから?

バンド名のアイディアを、みんなでリストにしてったのよ。馬鹿げたのもあったし、キモいのもあったし、かっこいいのもあった。バンド名を考えるのは、すごく楽しかった。でも、誰一人、バンド名についてコメントなんてできないよ。だって、ただのバンド名なんだもん。

●デビュー・アルバムの『DANNY』について聞かせてください。アルバムを作るとき、どんな作品にしたいと考えていたんですか?

何も!(笑) その時、バンドが持っていたレパートリーすべてをレコーディングして、7インチ・シングルに入れた「Meow Meow」以外の12曲を入れただけよ。

●レコーディングしている時の何かおもしろい裏話はありますか?

暖房が何もないところでレコーディングしたんだけど、それがたまたまその冬で一番寒い2日間だったのよ! 手がかじかんじゃってギターを弾くのに苦労したわ。でも、レコーディングそのものは、とても楽しかった。

●『DANNY』では、主にどんなことを歌っているんでしょうか?

歌詞はジェシカの担当だから私には答えられないな。でも、彼女が書く歌詞にはいつも感心させられる。彼女は素晴らしいストーリーテラーよ。

●『DANNY』はジャケットのアートワークも最高ですね。実は、あのジャケットも僕が『DANNY』を買おうと思った理由の一つなんですよ。あのアイディアはどんなところから思いついたんですか?

そうなの?! 深い意味なんてないんだけどね。私達がバンドを始めたとき、メリッサがメンバー全員にTシャツを作ってくれたんだけど、私のやつには大きな馬に跨ったメンバー全員の絵が描かれてて……たぶん、みんなそれを気に入ったんじゃないかしら。

●ところで、みなさんはゾーズ・ダーリンズと仲がいいですよね?

そうなのよ! 彼女達ってイカしてるよね。ナッシュヴィルって狭いと思わない? だって、そうでしょ。(ゾーズ・ダーリンズの)ジェシー・ダーリンはダニーのルームメイトなのよ!

●多くの人がナッシュヴィルはカントリー・ミュージックの町だと考えているようですけど、実際は、いろいろなタイプのバンドやミュージシャンがいますよね。現在のナッシュヴィルのミュージック・シーンについて、みなさんはどう思っていますか?

そうね。ナッシュヴィルにはイカしたロッキン・バンドがいっぱいいるのよ。サイ・バークレー、ジェフ・ザ・ブラザーフッド、チープ・タイム、D・ワツシ、ナチュラル・チャイルド、ハンス・コンドー……みんなすごいのよ。

●最後の質問です。ヘヴィー・クリームの次なるステップは?

そうだな、ロックンロールで世界征服することかしらね。

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Danny / Heavy Cream (Infinity Cat Recordings  ICR-52)

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Gラヴ

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3月2日に9作目のアルバム『フィクスィン・トゥ・ダイ』をリリースするGラヴにインタビュー。

昨年、「Gラヴの新作はアヴェット・ブラザーズが全面バックアップ!」という驚きのニュースを聞いたときから期待していたが、『フィクスィン・トゥ・ダイ』期待以上の出来だった。

原点回帰を目指した結果、ブルースとフォークの融合とも言える新境地をアピールする作品。

本人の口から直接聞いたレコーディングの話は鳥肌モノだった!

レコーディング風景を捉えたアルバム表題曲のビデオもかっこいい。

インタビューは3月19日発売のCDジャーナル 4月号に掲載。

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Killing Boy

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日向秀和(ストレイテナー/Nothing's Carved In Stone他)と木下理樹(ART-SCHOOL)による新ユニット、Killing Boyにインタビュー。

Killing Boy誕生の経緯から彼らが3月9日にリリースする1stアルバム『Killing Boy』制作の舞台裏まで話を聞いた。

因みにインタビューでは、YPPAH、スパークルホース、ジョン・フルシアンテ、レッド・ホット・チリ・ペッパーズ、トーキング・ヘッズ、キュアーなんてバンド名が飛び出した。それがアルバムの音を言い表しているか、いないかは、実際、アルバムを聴いてみてのお楽しみ。

インタビューは2月26日発売のGiGS 4月号に掲載。

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エディ・ブリケル

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エディ・ブリケルがずっと好きだった。

(発音はイーディだよね、きっと。)

エディ・ブリケル&ニュー・ボヘミンズ名義のデビュー・アルバム『Shooting Rubberbands At The Stars』(全米4位)のリリースが88年だから、ファン歴はかれこれ20年になる。

僕は本当に彼女のことが好きだった。彼女の自然児を思わせるふわふわとした歌声が大好きだった。

どれくらい好きだったかと言うと、彼女がポール・サイモンと結婚したと聞いたとき、金持ちの爺さんに恋人を奪われたような気持ちになってしまうほど、僕はエディのことが好きだった。

だから、結婚後、家庭に入ってしまった彼女が03年に実に9年ぶりとなるソロ第2弾アルバム『Volcano』をリリースしたときは、本当にうれしかった。

その後、エディは06年にエディ・ブリケル&ニュー・ボヘミアンズ名義で『Strange Things』をリリース。また、08年には義理の息子、ハーパー・サイモンとヘヴィー・サークルズ名義でセルフタイトルのアルバムをリリースするなど、精力的に活動を行い、今年1月には自らのレースカーロッタ・レコードからソロ第3弾アルバム『Edie Brickell』をリリースしたばかりだ。

前作『Volcano』に引き続きチャーリー・セクストンがプロデュースした『Edie Brickell』は、ソウル・ミュージックの影響もあるフォーク・ロック+α路線の彼女らしい作品ながら、ニュー・ボヘミアンズが得意としていたような自由なグルーヴを感じさせるところが、前2作にはなかった魅力と言えそうだ。

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1月31日、『Late Night with Jimmy Fallon』に出演して新作から「Give It Another Day」を演奏した

そのエディ。今度はアンディ・フェアウェザー・ロウ、ピノ・パラディーノ、スティーヴ・ガッドとザ・ガッダバウツ(The Gaddabouts)なるバンドを結成。セルフタイトルのアルバムもリリースした。

ずいぶん渋い顔ぶれだなと思ったら、3人とも『Volcano』の参加メンバーだった。

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Edie Brickell / Edie Brickell (Racecarlotta)

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THE BAWDIES @新木場スタジオコースト 1月29日(土)

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『JUST BE COOL TOUR 2011』のツアー・ファイナルとなる東京公演。

1曲目の「Just Be Cool」を演奏しはじめたとたん、超満員のスタジオコーストが揺れた。

思えば、彼らのライヴは久しぶり。その間、バンドは着実にステップアップを遂げていた。

バンドは猛スピードで進化しつづけている。

やばいやばい、うっかりしていたら彼らに置いていかれるところだった。

パワーアップした演奏もさることながら、この日はMCの上達ぶりにも驚かされた。

熱っぽい口調で語ったり、その想いが勢いあまってずっこけたり、他のメンバーをイジッて笑いを取ったりしながら観客に訴えかけるROY(Vo, B)のトークはもはや話芸の域に達していると言ってもいい。

ヘンな話、下手なお笑い芸人よりもおもしろい。

そんなところも含め、2時間の熱演をたっぷりと楽しませてもらった。

アンコールでは3月30日にリリースするニュー・シングル「Love You Need You」を、同曲にゲスト参加している女性シンガー、AIを迎え、披露した。AIとROYの掛け合いが迫力満点のロッキン・ソウル・ナンバー。

そして、なんと4月にはThe Bawdies結成の動機とも言える60年代ガレージのパイオニア、ソニックスと東名阪を回るジョイント・ツアーも決定。お爺ちゃんと孫と言ってもいいくらい年齢の離れたソニックスとThe Bawdiesの共演。一体、どんなライヴになるんだろうか。今から楽しみだ。

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町の人気者

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手術後、傷を舐めないようにプラスチック製のカラーをつけていたんだが、普通に歩けるようになってからは、「それじゃ不便だし、かわいそうだ」ってことになって、チビ太にはカラー代わりにシャツを着せていた。

そしたらシャツを着た猫が縁側から外を眺めている、と近所で評判になり、チビ太はちょっとした町の人気者になってしまった。

シャツは赤とオレンジの二種類。

気持ちが沈まないようにと思い、暖色を選んでみた。

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チビ太完治しました

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手術後、食欲がなかなか戻らなかったことに加え、「傷の治りが遅いのがちょっと心配」と獣医さんと僕らを不安にさせたチビ太も年が明け、お屠蘇気分が抜ける頃には、傷もやっと完治して、今ではすっかり元気になった。

元気になったのは、それはそれで喜ばしいことではあるんだけれど、傷が治るまでの2ヶ月間、いつも以上に猫かわいがりしたせいか、チビ太はすっかり甘ったれのわがまま坊主になってしまった。

前みたいに外に出してもらえない不満から家中でオシッコしたり、療養中に食べたマグロが忘れられないのか、僕らが料理していると、台所にやってきて、料理している僕らの足にまとわりついたり、ねえさん達にちょっかいを出しては、「チビ太、しつこい! ウザい!!」と怒られたり、最近の行動は目に余るものがある。

ちょっかいを出されても追いかけっこを楽しむ余裕のあるあずきちゃんは、まだいいんだけれど、チビ太がちょっと近づいただけで、ものすごく怖い顔して「シャー!!」と唸るねえさんの様子から思うに彼女は最近、心底、チビ太が嫌いらしい。そう言えば、チビ太が行方不明になっている間、なんだか伸び伸びとしていたもんね。

それでもね。

入院中の心細そうな姿や何も食べられずに一日中、ぐったりと寝ていたことを思えば、ちょっと手に負えないところはあるものの、元気になって、本当によかったなとしみじみ思うのである。

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