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2011年1月

ボブ・ウェイン

Bobwayne

ミュージシャンならライフルじゃなくてギターを持てよ(笑)

写真を見れば、一目瞭然。

ボブ・ウェインは筋金入りのヘルビリーだ。

10代の大半をメタル・バンドのメンバーとして過ごした彼は、ある日、メルヴィンズのアルバムでハンク3ことハンク・ウィリアムズ3世が歌っているのを聴き、「自分がやるべきことはこれだ!」と悟ったという。

思えば、それは10歳の時、初めてジョニー・キャッシュの歌声を聴き、戦慄したときすでに宿命づけられていたことだった。

そしてシアトルのハードコア・ロックンロール・バンド、ジークの物販係、ハンク3のローディーを経験したのち、自らもヘルビリー・ソングを歌いはじめた。

そのボブが今月18日にリリースした『Outlaw Carnie』は、これまで自分の手でしこしことCD-Rを焼いていた彼がちゃんとしたレーベルからリリースした初めてのアルバムだ。

プロデューサーも務めたハンク3の片腕、アンディー・ギブソン(ギター他)をはじめ、ハンク3のバンドのメンバーが弟分の本格デビューを全面バックアップ。ジョニー・キャッシュやジョージ・ジョーンズと共演経験があるベテラン・ミュージシャンも参加した。また、ハンク3が兄貴と慕うウェイン・ハンコックもレコーディングに駆けつけ、ボブとデュエットを披露。

ハンク3譲りのタフでダークなヘルビリー・サウンドのかっこよさもさることながら、ボブが饒舌に語る(歌う)物語も聞きどころだ。

ジョニー・キャッシュの幽霊が現れる怪談の「Ghost Town」、アンフェタミンでイカれたトラック野郎を真のアメリカの英雄だと絶賛する「Mack」、マリファナ、ドラッグ、銃、スピード違反…アラバマは何でもありだぜと嘯く「Everything's Legal In Alabama」、浮気した恋人を焼き殺す男の心情を歌った「Work Of The Devil」など、どれもこれもぶっ飛んだストーリーが痛快だ。

と思えば、「ラヴ・ソングなんて最低だぜ」と言い放った男が自分の半生を歌った(と思しき)「Blood To Dust」では聴く者をホロリとさせる。

ボブ・ウェイン。根っからのならず者に見えて、この男の歌は思いの外、奥が深い。僕はそこにアメリカン・ミュージックの醍醐味を聴きとった。

『Outlaw Carnie』のリリース元は、なんとメタル専門レーベルとして知られるセンチュリー・メディア。メタルとリスナーが重なるということか?

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Outlaw Carnie / Bob Wayne (Century Medlia  8219-2)

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パニック!アット・ザ・ディスコ

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ブレンドン・ウーリーとスペンサー・スミスのデュオとなり、バンド名に「!」を戻したパニック!アット・ザ・ディスコが3作目となるニュー・アルバム『悪徳と美徳(ヴァイセズ&ヴァーチャーズ)』を完成させた。

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全米2位を記録した前作『プリティ。オッド。』から実に3年ぶり。新生P!ATD第1弾として、映画『ジェニファーズ・ボディ』に提供した「New Perspective」がすこぶるよかったので、新しいアルバムの完成を心待ちにしていた。

ゴシック風とも言える最新のアー写と新作からのリード・シングル「モナ・リザのバラード」から判断するかぎり、マジカルかつノスタルジックなサイケ・ポップ作品だった前作から一転、新作は原点に回帰しつつ、前2作以上にロック色濃いサウンドをアピールしているようだ。

プロデューサーはブッチ・ウォーカーとジョン・フェルドマン。ドラマチックかつゴージャスな作品を期待している。

『悪徳と美徳(ヴァイセズ&ヴァーチャーズ)』のリリースは3月29日(日本盤は4月20日)!

一方、前作発表後、バンドを脱退したライアン・ロスとジョン・ウォーカーが結成した新バンド、ザ・ヤング・ヴェインズは『プリティ。オッド。』の路線を受け継いだポップ・サウンドを追求していたが、先頃、活動停止を発表(残念!)。

ライアンとジョンは「P!ATDに出戻りか?!」と噂されているようだが、果たして?!

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オートマティック・ラヴレター

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オートマティック・ラヴレターの紅一点シンガー、ジュリエット・シムズにインタビューしてきた。

モデル並のルックスとスタイルを持った彼女は、なんとロバート・プラントを愛して止まないロック姉ちゃんだった(笑)。

輸入盤がスマッシュ・ヒットになった1stアルバム『トゥルース・オア・デア』の日本盤が3月2日、いよいよリリースされる。

その『トゥルース・オア・デア』はパンクやエモ・シーンのバンドと捉えられてきた彼女達が改めて、自分達がオーセンティックなロック・バンドであることをアピールした野心作。パンクやエモ・ファンのみならず、全てのロック・ファンに薦めたいロック・アルバムだ。

インタビューは 2月19日発売のCDジャーナル 3月号に掲載。

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[Champagne](シャンペイン)

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[Champagne]が2月9日にリリースする2ndアルバム『I Wanna Go To Hawaii』が素晴らしい。

オアシスとプライマル・スクリームとレッチリとリチャード・ヘル&ザ・ヴォイドイズとガンズ&ローゼズとセックス・ピストルズがセッションしているような(と言ったらメンバーは気を悪くするだろうか?)ロックンロール/バラードに、すっかりヤラれてしまった。

ヴォーカル&ギターの川上洋平にインタビューさせてもらったところ、「闘争心は全然、失っていない」という頼もしい言葉が返ってきた。

オンリーワンじゃクソ食らえだ
ナンバーワンが良い
単純明快なこの歌を
世界に投げつけよう

これは彼らが昨年11月にリリースしたシングル「You're So Sweet & I Love You」の一節。

こういう歌を歌える連中なのだ。

2ndアルバムにも収録されている、この曲を聴いたとき、僕はますます彼らのことが好きになってしまった。

インタビューは1月27日発売のGiGS 3月号に掲載。

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力強い視線

散歩の帰り道、力強い視線を感じた。

偶然、カメラを持っていたので、視線の送り主を撮ってみた。

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つぶやきシロー

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22日に初の小説『イカと醤油』を上梓したお笑い芸人の、つぶやきシローさんにインタビューしてきた。

偏屈な父親と、そんな父親を慕う健気な息子の物語を綴った『イカと醤油』。

これがかなりおもしろい。

笑ってちょっとほろっとさせてもらいました。

インタビューもけっこう読みごたえあるおもしろいものになった…んじゃないかな。

インタビュー前編

インタビュー後編

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イカと醤油(宝島社)

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Aie

柏の5人組エモーショナル・ロック・バンド、aieにインタビュー。

写真左から海老原勉(G, K)、中道孝治(B)、大屋努(Vo, G)

2月2日にリリースされる2ndアルバム『hikarika』について話を聞いた。

ポストロックという言葉がふさわしかった前作から一転、全曲、日本語の歌詞と生々しいバンド・サウンドを打ち出した新作は新たなファン層を獲得するにちがいない。

インタビューは1月30日発売のIndies Issue vol.55に掲載。

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ジョン・バトラー・トリオ@赤坂ブリッツ 1月13日(木)

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原稿が溜まっていたんで、行こうかどうしようか迷っていたら、ミュージック・マガジンさんからライヴ・レビューの話をいただいたので足を運んでみた。

見逃したら絶対、後悔していたにちがいないと思わせるライヴだった。

その情熱はもちろん、メンバーそれぞれのミュージシャンシップの高さも素晴らしかった。

2時間を超える熱演を堪能。

詳しくは、1月20日発売のミュージック・マガジン2月号で書かせていただきます。

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ホリデイズ・オブ・セブンティーン

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福岡県福岡市城南区出身の5人組、ホリデイズ・オブ・セブンティーン。

去年の暮れ、東京に移住してきた彼らが3月9日、2ndフルアルバム『レット・ゼア・ビー・ポップ』をリリースするということで、メンバー5人が一緒に暮らしている一軒家を訪ね、インタビューしてきた。

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新作についてはもちろん、彼らが奏でる唯一無二のパワー・ポップ・サウンドの秘密とも言えるメンバーそれぞれに幅広いバックグラウドについてもじっくり聞かせてもらった。

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インタビューは1月30日発売のIndies Issue vol.55に掲載。

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ルセロ@ワープド・ツアー

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メンフィスの4人組、ルセロが今年6月24日~8月14日の間、全米各地で開催されるワープド・ツアーの全日程に参加するそうだ。

すごい! すごい! あれ、すごい…のか?

いや、確かにすごいことではあるんだろう。でも、なんで今さら10代のパンク・ファンが集まるワープド・ツアーに?

確かに、その年齢層がルセロの一番弱いところではあるけれど。

つまり、ファンの若返りを狙ってる?!

ワープド・ツアーで彼らがどんなふうに迎えられるか見てみたいっ。

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Happy New Year 2011

Rabbit

あけましておめでとうございます。

今年もよろしくお願いします。

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