« 2010年11月 | トップページ | 2011年1月 »

2010年12月

ザ・ビートモーターズ

Photo

来年の3月2日に1stフルアルバム『The First Cut Is The Sweetest』をリリースする4人組ロックンロール・バンド、ザ・ビートモーターズのヴォーカル&ギター、秋葉正志さんにインタビュー。

バンドの音の印象から豪快なロックンロール野郎と思いきや、実際話をしてみると、豪快さとともに思慮深さ、繊細さ、そして含羞も併せ持つ、とても興味深いパーソナリティーの持ち主だった。

それで納得。

ストレートなロックンロール・バンドと思わせ、ロックンロールに止まらないポップおよびフォーキーなレパートリーを持ち、意外なところで煙に巻くようなところもあるビートモーターズの不思議な魅力は、このフロントマンの個性が反映されたものなのだ、と。

そんなことがよくわかるインタビューは、1月30日発売のIndies Issue vol.55に掲載。

ところで、その秋葉さん。リプレイスメンツの大ファンなんだそう。

この間もリプレイスメンツのポール・ウェスターバーグのシグネイチャー・モデルのギターをeBayで手に入れたんだとか。

きっと高かったんじゃないかと思い、値段を尋ねてみたところ、なんと約8000円だったそうだ。

|

ジャスティン・タウンズ・アールが年間トップ1に

Jte_2 

アメリカのオンライン・マガジン、BLURTが年間最優秀アーティストおよびアルバムに選んだアーケイド・ファイアの『ザ・サバーブス』に続く50枚のアルバムのトップにジャスティン・タウンズ・アールの『Harlem River Blues』を選出した。

アーケイド・ファイアには及ばなかったとは言え、ドライヴ・バイ・トラッカーズやロバート・プラントといったベテラン、あるいはディアハンター、ベスト・コースト、ウェーヴスといった話題のバンドを退けての1位は大健闘と言っていいだろう。

確かに『Harlem River Blues』はアールの最高傑作と言える素晴らしい作品だった。

ゴスペル風のコーラスを加えたタイトル・ナンバー、ロカビリーの「Move Over Mama」、ホーンも使ってソウルフルにキメた「Slippin' And Slidin'」といったカントリーに止まらないサウンドの広がりをアピールする曲ももちろんだが、むしろ、ちょっと地味めに聴こえる「Christchurch Woaman」「Rogers Park」のほうがアルバムの聴きどころ。

ポール・ウェスターバーグやライアン・アダムスと比べることもできるその2曲には、アールが作る曲の味わい深さがよく表れている。

『Harlem River Blues』は全米チャートの47位に食い込んだ。

ジャスティン・タウンズ・アールは今やブラッドショット・レコードの看板アーティストである。

Harlemriverblues

Harlem River Blues / Justin Townes Earle (Bloodshot  BS178)

|

パラモアからファロ兄弟が脱退

Paramore_2

パラモアからバンドの結成メンバーであるジョシュ(G)とザック(Dr)のファロ兄弟が脱退した。

その理由について、ジョシュが自身のブログで赤裸々に語っている。

紅一点シンガー、ヘイリー・ウィリアムズがバンドに加入したときから、ヘイリーのマネージャーとアトランティック・レコード、そしてヘイリーの両親は、彼らバンドのメンバーを単なるバック・バンドとしか考えていなかったというショッキングな内容だ。ヘイリー以外のメンバーはアトランティックとのレコード契約から締め出され、バンドは草の根的なファンベースをまず築くため、一時的にインディーのフュールド・バイ・ラーメンに預けられたという。

ジョシュによると、バンドのキャリアはジョシュ達にとって葛藤の連続だったようだ。

確かにバンドの危機は何度となくあったようだ。

それでも活動を続け、09年発表の『ブラン・ニュー・アイズ』を作ることによって、バンドは一つになれたと思った矢先、バンドは真っ二つに割れてしまい、結局、結成メンバーであるファロ兄弟がバンドを去ることになってしまった。

そう言えば、今年2月の来日公演、ジョシュは不参加だった。結婚準備のためツアーを一時離れていると伝えられていたけれど…。

大好きなバンドの分裂。ファンには悲しい出来事にちがいない。僕はもういい大人なので、こういう話を聞いてもことさらショックには思わないけれど、それでもインタビューさせてもらったこともライナーノーツも含め、いろいろ原稿を書かせてもらったこともあるバンドだけに、正直、何だかすっきりしない気持ちはある。

もっとも、これはジョシュの言い分。

ヘイリーは二人の脱退について、今のところ型どおりの冷静なコメントしか発表していないようだ。

彼女の本音を聞いてみたい。

|

ソーシャル・ディストーションの新作は貫禄の 1枚!

Sociald

マイク・ネス率いるソーシャル・ディストーション6年ぶりの新作『ハード・タイムズ・アンド・ナーサリー・ライムス』が来年1月、遂にリリースされる(アメリカは18日、日本は19日)。

エピタフ・レコード移籍第1弾となる7作目のアルバム。

気長に待ちつづけた甲斐はあったと断言できる充実の1枚。いろいろな意味で貫禄という言葉がふさわしい。

冒頭を飾るタフなインスト「ロード・ゾンビ」に導かれ、ゴキゲンに始まる「カリフォルニア(ハッスル。アンド・フロウ)」に驚かれる。70年代前半のローリング・ストーンズを思わせるロックンロール。ここまであからさまにストーンズ・スタイルを取り入れるとは。ゴスペル風の女性コーラスも加えられている。

ネスのストーンズ好きは周知の事実。しかし、これは彼のソロではない。ソーシャル・ディストーションの新作だ。

タイトルにニヤリとさせられる「ベイカーズフィールド」は、やはりストーンズを思い出させるバラード。リズムが絶妙に跳ねる「キャント・テイク・イット・ウィズ・ユー」は、ネス流のブルース・ロックか。

「ライティング・オン・ザ・ウォール」は、往年のルー・リードに歌わせたい。

もちろん、「ギミー・ザ・スウィート・アンド・ロウ・ダウン」「マシーン・ガン・ブルース」「スティル・アライヴ」といったソーシャル・ディストーションならではのパンク・ロックもやっている。

その意味では、ハンク・ウィリアムズの「アローン・アンド・フォーセイクン」のカヴァーが、彼ららしいスピーディーなパンク・ロックにアレンジされているところがおもしろい。

ソーシャル・ディストーションらしいパンク・ナンバーとロックを童謡代わりに育ったネスがこれまで受けてきたさまざまな影響が反映された非パンク・ナンバー。その両方が現在のバンドの姿をダイナミックに描き出している。

もちろん、そこには狙いなど感じられない。豊かなバックグラウンドと30年以上に及ぶキャリア、そしてそれでもなお前進しづけようという強靭な意思が自然に、そういう作品を作らせたにちがいない。

Hard_times

ハード・タイムズ・アンド・ナーサリー・ライムス/ソーシャル・ディストーション(ソニー EICP-1436)

|

ユナイテッド・ステイツ・オブ・タラ

Unitedstatesoftara

トニ・コレットがさまざまな人格=キャラクターを熱演

LaLa TVの新作スペシャル・ウィークで第1話だけ見ることができた。

『ユナイテッド・ステイツ・オブ・タラ』。

多重人格(たぶん四重人格)の主婦、タラと多重人格に苦しむ彼女を戸惑いながらも受け入れている家族(夫、娘、息子)の暮らしを描いたオフビートなコメディーだ。

番組のことを知ったときからずっと見たいと思っていた。

多重人格を笑い(もちろん、それだけじゃないんだろうけど)のネタにするなんて、さすがアメリカのドラマ、と感心させられた。

製作はスティーヴン・スピルバーグと『JUNO』の脚本家、ディアブロ・コディ。

本放送は来年の3月以降だそう。待ち遠しい。

|

SISTER JETの新作が完成!

Sj

ロック・キッズの孤独な心をイカしたビートで歌う3人組、SISTER JETにインタビュー。

挑戦の連続だった2010年の集大成とも言うべきニュー・アルバム『LONELY PLANET BOY』について話を聞いた。

挑戦の数々を通して、彼らがどんな成長を遂げたかがよくわかるインタビューになったと思う。けっこういい話が聞けた。

Sj2

インタビューは12月27日発売のGiGS2月号に掲載。

『LONELY PLANET BOY』は来年1月12日リリース。

12月15日は日本青年館でツアー・ファイナルとなるワンマン公演だ! 

Lonelyplanetboy

LONELY PLANET BOY / SISTER JET (FELICITY  PECF-118)

|

モンスターズ・オブ・ファック改めMG&V改めミドル・ブラザー

Middlebrother

今年4月に紹介したモンスターズ・オブ・ファック改めMG&V

ディア・ティックドーズ、そしてデルタ・スピリットという現在、アメリカで注目を集めている3バンドのフロントマンが集結した、その彼らがバンド名を、ミドル・ブラザーと改め、来年3月1日にディア・ティックが所属しているパルチザン・レコードからデビュー・アルバムをリリースすることを発表した。

今年3月、SXSWでお披露目ライヴを行った彼らはアルバムのリリースについてもその予定があることをメディアに語っていた。しかし、それぞれに精力的にツアーを続けているバンドのメンバーだ。

いつになることやらと、それほど期待もしていなかったが、わずか1年でアルバムが聴けるとは。

まさに、うれしい裏切り。それにしても、いつレコーディングしたんだろうか。

アルバムのリリース日を考えると、来年のSXSW出演も期待できそうだ。

Mbmini

|

ゾーズ・ダーリンズの新作が完成!

Tdnew_2

ゾーズ・ダーリンズが来年3月29日、待望の2ndアルバム『Screws Get Loose』をリリースすることを発表した。

セルフタイトルのデビュー・アルバムをリリース後、大きな注目を集めた彼女達だけに新作は前作以上に話題になるにちがいない。

前作のプロデューサー、ジェフ・カーティン(ヴァンパイア・ウィークエンド他)とともにアトランタに赴き、かつてブラック・リップスが使ったスタジオでレコーディングした新作はデビュー・アルバムの路線を踏まえたうえでフィル・スペクター風のガール・ポップからサイケデリックなジャムまで、前作よりも幅広い楽曲が収録されているそうだ。

ソングライティングの幅の広がりという形でバンドの成長が反映されたということだろう。

いや、今年1年、バンドは精力的にツアーを続けてきた。ソングライティングのみならず、演奏やバンド・アンサンブルという意味でも、バンドの成長はしっかりと反映されているにちがいない。

バンドが発表した年明け早々のツアー予定を見るかぎり、来年もSXSWには出演するようだ。アルバムのリリース前にライヴで披露されるにちがいない新曲が今から楽しみだ。

ケリー・ダーリン インタビュー

ニッキ・ダーリン インタビュー

↓↓↓↓これが新作のジャケ!

Tdjkt

|

« 2010年11月 | トップページ | 2011年1月 »