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マイ・ケミカル・ロマンス

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聴きながらニヤニヤと笑いが止まらなかった。

マイ・ケミカル・ロマンス4年ぶりの新作『デンジャー・デイズ(:ザ・トゥルー・ライヴス・オブ・ファブラス・キルジョイズ)』。

当初はブレンダン・オブライエンをプロデューサーに迎え、MC5他のいわゆるプロトパンク・バンドからの影響を反映させたロック作品を作ろうとしていたそうだ。

そのニュースを聞いたとき、映画『ウォッチメン』に提供したボブ・ディランの「廃墟の街」のカヴァーの延長上にある作品だと考えた。確かにジム・キャロルとセックス・ピストルズからインスピレーションを受けた「廃墟の街」はかっこよかった。個人的には、その方向で新作を完成させてもらっても全然かまわなかった。

しかし、バンドはそれだけでは満足できなかったらしい。

結局、『デンジャー・デイズ』はロブ・カヴァロのプロデュースの下、完成させられた。

その新作を一言で言い表せば、ポップということになるだろう。

しかし、そこはマイケミだ。

その新作を一言で言い表せば、バンドが持っているポップ・センスをとことん追求、そして露悪的なまでに表現したという意味で、ポップということになるだろう。

まるでジェリー・リー・ルイスmeetsセックス・ピストルズなロックンロールをはじめ、パワー・ポップ、ニュー・ウェイヴ、ディスコ、80年代風のビッグ・ロック、ネオ・サイケ、グルーヴィーなヘヴィー・ロック…あまりにも多彩な全15曲は、その曲調の極端な振り幅がリスナーを翻弄するにちがいない。そこにマイケミらしい底意地の悪さみたいなものを感じずにいられない。

新作と比べると、前作『ザ・ブラック・パレード』は、あまりにも生真面目すぎた。

もちろん、いろいろなタイプの曲作りに挑戦するという意味では、新作もまた前作の延長にはちがいない。しかし、個人的には新作の方に、よりマイケミらしさを感じる。

『デンジャー・デイズ』は11月24日にリリースされる。

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デンジャー・デイズ/マイ・ケミカル・ロマンス(ワーナー)

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