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グレイス・ポッター&ザ・ノクターナルズ

Gracepotter

グレイス・ポッター率いる5人組、ザ・ノクターナルズの最新3rdアルバム。

『Grace Potter & The Nocturnals』。

現代のスワンプ・ロック・バンドと見なされていた彼らが、ここではR&B色濃いモダン・ロック・バンドに転身を遂げた。

ずいぶん垢抜けしたな。ジャケットもまた、今回の変化を雄弁に物語っている。

プロデューサーは、ビヨンセやアリシア・キーズを手掛けたマーク・バットソン。

実はT・ボーン・バーネットのプロデュースの下、ジム・ケルトナーやマーク・リボーをゲストに迎え、レコーディングを行い、一度はアルバムを完成させたはずだった。

しかし、『Medicine』と名づけられたそのアルバムはレーベルによってお蔵入りにされてしまった。

理由は、アルバムの出来が生々しすぎた、暗すぎたからだともポッターのソロ色が濃すぎたとも言われている。

ともあれ、バンドはバットソンを迎え、レコーディングを一からやり直した。そして、意欲作が完成した。

3作目にして初めてのセルフ・タイトルには、新作があくまでもバンドのアルバムであることを印象づけたいという意図もあったんじゃないか――。

グレイス・ポッター&ザ・ノクターナルズはヴァーモント州ウェイツフィールド出身の5人組。結成は04年。

ハモンド・オルガンと取っ組み合い、フライング・Vをかき鳴らしながらシャウトするポッターのエネルギッシュなパフォーマンスで全米の大観衆を沸かせてきた。因みに07年にはフジロック・フェスティバルに出演するため来日もしている。

垢抜けたとは言え、ライヴ・パフォーマンスに現れる奔放さやド迫力のシャウトも聴かせるソウルフルなシンガーという意味では、最新アルバムでもポッターの魅力は何ら変わっていない。

因みに最新作からベーシストがライアン・アダムス&ザ・カーディナルズなどでプレイしてきたキャスリーン・ポッパーに交代。そう言えば、ノクターナルズの前のアルバム『This Is Somewhere』のプロデューサーは、アダムスのかつてのバンド、ウィスキータウンのメンバーだったマイク・ダリーだったっけ。

Gpjkt

Grace Potter & The Nocturnals / Grace Potter & The Nocturnals (Hollywood  D000283202)

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