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2010年7月

connected vol.9

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第9号、ようやく完成しました。
今回からKICK ROCK MUSICとZESTONE RECORDSがConnected!に仲間入りです。

参加レーベル一押しのバンドのインタビューに加え、BEYOND[THE]BLUE TOUR 2010参加バンドによるコメント集、この夏のハードコア最新情報、GREELEY ESTATES×LOST×FACTのメンバーによる座談会など、特集も他では読めないものばかりです。

B[T]B TOURとハードコアのW表紙の組み合わせがちょっとシュールな(?)connected! vol.9は以下で入手可能です。

●ディスクユニオン各店(※店舗によっては置いてない場合があります)

●東京都/タワーレコード(新宿、池袋、吉祥寺、渋谷、秋葉原、錦糸町、八王子、町田)、HMV(渋谷、銀座、ルミネ池袋、ルミネエスト新宿、吉祥寺パルコ、立川)、新星堂(東京ドームシティラクーア、Tea for Two R.立川)、山野楽器銀座本店、BLUE LUG、STORMY渋谷、LITTLE ANDERSEN CO,.LTD. FLAKE事業部、LOWBLOW、BARロックのこころ、SHIBUYA CLUB KINOTO、SHIBUYA eggman、チャンピオンビジョンズ、LEE SCORPION 

●神奈川県/タワーレコード(川崎、横浜モアーズ、大和、藤沢)、HMV(ラゾーナ川崎、モザイクモール港北、横浜ビブレ)、新星堂(上大岡、横浜ジョイナス)、タハラ(本店、新百合ヶ丘)、横須賀かぼちゃ屋PUMPKIN 

●千葉県/タワーレコード(柏、アリオモール蘇我、千葉、津田沼)、新星堂(舞浜イクスピアリ、カルチェ5柏)、WAVE成田、山野楽器千葉、STM 

●埼玉県/タワーレコード(北戸田、イオンレイクタウン)、WAVE(大宮、三郷)、大宮NACK5TOWN 

●愛知県/タワーレコード(熱田、岡崎、名古屋パッセ、名古屋パルコ、東浦)、HMV栄、新星堂名古屋、WAVE木曽川、マーブルレコード、アニタプランニング/EXTRAISSUE 

●大阪府/タワーレコード(NU茶屋、梅田マルビル、泉南、難波)、HMVあべのHoop、新星堂天王寺ミオ、WAVE高槻、TIME BOMB 

●宮城県/タワーレコード仙台パルコ、HMV(仙台一番町、仙台ロフト)、新星堂カルチェ5仙台 

●福岡県/タワーレコード福岡、HMV(キャナルシティ、リヴァーウォーク北九州)、WESTFARM INC. 

●北海道/タワーレコード(札幌ピヴォ、苫小牧) ●群馬県/タワーレコード高崎、HMVイオンモール太田 

●鹿児島県/タワーレコードイオン鹿児島店、HMVアミュプラザ鹿児島 

●兵庫県/HMV(川西モザイクボックス、三宮) ●青森県/タワーレコード下田 ●秋田県/タワーレコード秋田 ●新潟県/タワーレコード新潟 ●静岡県/タワーレコード静岡 ●高知県/タワーレコード高知 ●長野県/タワーレコード上田 ●栃木県/タワーレコード宇都宮 ●石川県/タワーレコード金沢フォーラス ●京都県/タワーレコード京都 ●岡山県/タワーレコード倉敷 ●兵庫県/タワーレコード神戸 ●三重県/タワーレコード鈴鹿 ●長崎県/タワーレコード長崎 ●沖縄県/タワーレコード那覇 ●広島県/タワーレコード広島 ●茨城県/タワーレコード水戸内原 ●鳥取県/ブックセンターコスモ米子店

次号vol.10は10月頭の発行予定です。

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ダスティ・ローズ&ザ・リヴァー・バンド

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ロサンゼルス郊外アナハイムの6人組、ダスティ・ローズ&ザ・リヴァー・バンドは現在、今月15日にリリースしたばかりの最新アルバム『Dusty Rhodes And The River Band』をひっさげ、アメリカ各地をツアーしている真っ最中だ。

ツアー開始前にバンドのFacebookで発表したとおり、彼らは「Dusty Forever!」と題した今回のツアーを以って、ツアー活動に終止符を打つ。

カンザスからカリフォルニアにやって来たカイル・ディヴァイン(G)がダスティン・アポダカ(Vo, K)と出会い、ザ・バンドの『ザ・ラスト・ワルツ』に刺激され、バンドを結成してから8年。フォーク/カントリー、ソウルといったルーツ・ミュージックに根ざした歌を、そのカルト趣味とともに時にポップに、時に大胆なほどプログレッシヴに聴かせてきた彼らは、オルタナ・カントリーよりも若い世代のバンド達によるロサンゼルス界隈のルーツ・ロック・シーンで注目を集めてきた。

この数年、躍進を続けているロサンゼルスのインディー・レーベル、サイドワンダミーに認められ、『First You Live』(07年)、『Palace And Stage』(09年)という2枚のアルバムもリリースした。因みに前者はマーズ・ヴォルタのアイキー・オーウェンズ、後者はテッド・ハット(ガスライト・アンセム他)によるプロデュースだった。もちろん、精力的にアメリカ各地に足を運び、ツアー活動もやってきた。

若い連中だ。バンドはまだまだくたびれているようには見えなかった。

その彼らが、なぜ?

バンド名を冠した最新アルバムは、サイドワンダミーを離れたためバンドによる自主リリースだった。しかも、全11曲中8曲が過去のレパートリーの再録ヴァージョンというまるでバンドのキャリアを集大成するベスト盤の趣だ。

ここで終わるにせよ、これからも続けるにせよ、彼らが自分達の活動に何かしらの一区切りをつけようとしていることは明らかだ。ひょっとすると、メンバーそれぞれに人生の岐路に立たされたのかもしれない。

自分の人生を無条件にバンドに捧げることができた青春時代が終わろうとしている。

今頃、メンバー達はどんな気持ちで、地平線に向けてヴァンを走らせているんだろうか?

いや、もちろん、これは推測に過ぎない。メンバーに聞いてみなければ、本当のことはわからない。バンドがツアーから戻ってきたら話を聞いてみよう。

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Dusty Rhodes And The River Band / Dusty Rhodes And The River Band (Self Released)

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アゲインスト・ミー!

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なんと! (やや唐突に)来日公演が10月14日(渋谷duo music exchange 19時~)に決定。

08年のサマーソニックのステージは取材と重なっていたため泣く泣くあきらめた。

今度こそ。

6月に出た最新アルバム『White Crosses』もバンドの成熟を印象づける充実の出来だった。

そう、成熟。決して柔になったわけじゃない。

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White Crosses / Against Me! (Sire  524438-2)

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ガスライト・アンセムとルセロ

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ガスライト・アンセム

現在、ティム・バリーらと北米をツアーしているガスライト・アンセムが7月24日のコロラド州デンヴァー公演でルセロの「The War」をカヴァーした。

「The War」はライヴの最後にヴォーカル&ギターのベン・ニコルズが弾き語りで披露するルセロ・ファンには特に思い入れのある人気曲だ。

近い将来、ガスライト・アンセムとルセロのジョイント・ツアーが実現したらどうしよう?! 行くしかない!

Bennichols

ベンちゃん、カッコイイ

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ウィル・シェフ(オッカーヴィル・リヴァー) インタビュー

ロック界の生きる伝説が作り上げた傑作
その舞台裏に迫るインタビュー

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ロッキーの右隣がウィル

またライヴ活動を再開してはいたものの、まさかロッキー・エリクソンの――怪しげなライヴ盤やコンプレーションではなく、正真正銘の新作を、まさかこの21世紀に聴けるとは思ってもいなかった。

バットホール・サーファーズのドラマー、キング・コフィJr.の協力の下、チャーリー・セクストン、スピーディ・スパークス、ポール・レアリーら、地元テキサス州オースティンのミュージシャン達と完成させ、コフィJr.のレーベルからリリースした『All That May Do My Rhyme』から実に15年。『トゥルー・ラヴ・キャスト・アウト・オール・イーヴィル』と題されたその新作は、サイケデリック・ロックの創始者と謳われた13thフロア・エレヴェーターズ時代を含め、40年を超えるロッキーのキャリア史上、最高傑作と言える充実作だ。

エレヴェーターズの解散後、医療刑務所暮らしを経て70年代の半ばからソロ活動を続けながら、ドラッグ濫用と収監中のショック療法に起因する精神の問題を、90年代に"再発見"されたときでさえ抱え、まともに作品を作ることができなかった天才は、ついにその類稀なる才能を作品として形にすることに成功した。

無垢な魂が宿っているという意味で、それは最も美しい音楽の一つである。

レコーディングでは08年以来、ロッキーと度々共演してきた同郷の人気インディ・ロック・バンド、オッカーヴィル・リヴァーが演奏を担当した。轟音ギターが唸るサイケデリック・ロックから祈りにも似たゴスペルまで、多彩なアレンジとともに彼方と此方の境界線を怪しい足取りで歩きながら美しいメロディーを紡いできた音楽家の才能を深遠な世界観とともに浮かび上がらせたサポートが素晴らしい。

そう言えば、今年3月、SXSWで観ることができたロッキーとオッカーヴィル・リヴァーの共演ライヴでも自分で作った曲にもかかわらず、歌詞や歌いはじめるきっかけが覚束ないロッキーを献身的に支えるオッカーヴィル・リヴァーのリーダー、ウィル・シェフの姿がとても印象的だった。

選曲も含め、アルバムのプロデュースとアレンジも担当したウィルに話を聞くことができた。

あまりにもナイーヴな64歳の"大きな子供"をサポートしたウィルと彼のバンドの功績はあまりにも大きい。

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2010年のSXSW

●ロッキーとアルバムを作ったことは、あなたにとってどんな経験でしたか?

「長い道のりだったね(笑)。プロジェクトはロッキーのマネージメントが送ってきたCD3枚から選曲するところから始まったんだ。そこには彼が過去30年間、書き溜めてきた60曲以上の未発表曲が収録されていた。それらの曲が今日までリリースされなかった理由は単に音質の問題だった。精神を病んだシンガーがマネージャーもレーベルもスタジオもなしに書いた曲は信じられないぐらい素晴らしかったよ。僕が『"シンク・オブ・アズ・ワン"をやりたい』とロッキーに話したとき、ロッキーは『その曲をどこで聴いたんだい?』と尋ねてきた。彼はその曲の存在をすっかり忘れているようだった。その曲を含め、収録曲の何曲かは、13th フロア・エレヴェーターズ時代に書かれたものだと僕は信じている。ロッキーはそういう古い曲を覚えなおさなきゃいけなかった。でも、中には何十年も歌ったことがなかったにもかかわらず、たちまち思い出した曲もあったよ。彼とアルバムを作ることは、大昔の美しい宝を見つけようとするみたいだったと言うか、その宝を作った職人の後を追いかけて、彼が宝箱からそれを取り出して、かつての輝きを取り戻そうと磨きを掛ける姿を間近で見ているようだったね」

●レコーディングで大変だったことは?

「彼の個性の強さだね(笑)。彼は常に本能の赴くまま行動するんだ。即興や直感を信じているんだよ。実際、そういうやり方が彼の場合、かなりの確率で成功する。彼は唯一無二の存在だ。つまり、普通のプロデュース方法やコミュニケーションの取り方はロッキーには通用しないってことだ。だから、僕はまずロッキーの流儀を学んで、自分自身をその流儀に慣れさせなきゃいけなかったんだ」

●逆に楽しかったことと言うと?

「それはやっぱり、アメリカを代表する第一級のシンガーと、彼がこれまで書いてきたベストと言える曲をレコーディングしているという事実だよ。しかも、自分の仕事をしっかりとやり遂げることができたら、これまで存在していなかったとても素晴らしい芸術作品の制作に関れるんだからね。プロデューサーとして、それ以上のことを頼まれるなんてことがあるかい?」

●あなたのプロデュースやアレンジについて、レコーディングしている間、ロッキーは何と言っていましたか?

「いい方向に進んでいると信じているよと言ってくれた。もちろん、決断の大小にかかわらず、僕は常にロッキーに意見を求めたよ。彼は僕がやっていることをたいてい気に入っていた。ただ、僕と違う意見があるときは、とてもていねいにそれを伝えてくれた。あんなに礼儀正しい人には、これまで会ったことがない。もちろん、僕はできるだけ彼のサジェスチョンを生かすように心がけたよ」

●あなたにとって、彼の音楽の魅力とは?

「とてもワイルドで、予測がつかないところかな。しかも、場合によっては、ゾッとするようなところさえある。それでいて、彼は技術的にも熟練している。彼は生まれながらのミュージシャンであると同時にクラシックの教育もちゃんと受けているんだ。それって珍しいタイプだろ? 多くの人達はロッキーの音楽の原始的と言うか神秘的なところばかり評価しているけど、実のところ、彼は昔ながらのショーマンシップの巧みなセンスとともにそれをやっているんだよね」

●実際につきあってみて、彼はどんな人物でしたか?

「信じられないぐらいやさしくて、奥ゆかしくて、一緒にいる人間によけいな気を遣わせないチャーミングな人だよ。そういう人柄が逆に災いして、彼を窮地に追い込んだことも何度もあったと思う。彼はじっくり考えてから喋るタイプなんだ。彼の言うことすべてが笑えるか気味悪いほど詩的のどちらかなんだよ。習慣に縛られた人であると同時に彼の興味を捉えた気味の悪い小物や言葉の響きや未だに口ずさんでいる過去何百回と聴いたロック・ソング、あるいは夕暮れ時の心地いいそよ風を本当に楽しめる人でもある。たぶん、ほとんどエゴっていうものを持っていないミュージシャンなんじゃないかな。だけど、彼は自分がある人達にとって伝説であることはちゃんとわかっているんだよね」

●アルバムの中で、あなたが一番気に入っている曲は?

「"ビー・アンド・ブリング・ミー・ホーム"だね。なぜって、その曲はまさにロッキーの自伝だからね。彼はリスナーに詩的なやり方ではあるけれど、とてもダイレクトに彼がこれまで経験してきた大きな喜びと信じられないほどの痛み、そして希望と愛と思いやりについて、彼が学んできた全てを語りかけているんだ」

●今年3月、SXSWでロッキーとオッカーヴィル・リヴァーの共演ライヴを観たとき、フィードバック・ノイズを巧みに操るローレン・ガージョロのギター・プレイに感銘を受けました。彼女がオッカーヴィル・リヴァーに加入したいきさつは?

「前のギタリストのブライアン・キャシディーが子育てに専念するためにバンドを離れることになったとき、彼女と何度か対バン経験があるキーボードのジャスティン・シャーバーンが紹介してくれたんだ。ローレンのプレイは今回のアルバムの大きな聴きどころの一つだね。彼女はとてもクリエイティヴな素晴らしいギター・プレイヤーなんだ。求められれば、求められるほど、その才能を発揮するし、逆にバッキング・プレイにも長けている。バッキングに徹することで、他のミュージシャンを引き立てることもできるんだ。僕は常々言っているんだ、彼女こそが今回のアルバムのMVPだって。今回のレコーディングは同じ曲を何度も何度も、ほとんど100回ぐらい演奏しなきゃいけなかったという意味で、とてもつらいものだった。それにもかかわらず、彼女は1回も愚痴をこぼさなかった唯一のメンバーなんだよ」

●ところで、あなた自身のことについても少し聞かせてもらってもいいですか? あなたはニュー・ハンプシャーのメリデンの出身だそうですね。なぜ、テキサス州オースティンに移ってきたんでしょうか? ニューヨークやロサンゼルスなど、ミュージック・シーンが盛んな街は他にもいっぱいあったと思うんですけど。

「大学に入るため、ミネソタのセント・ポールに引っ越すまでは自分がミュージシャンになりたいのかどうかわからなかった。僕がミュージシャンになろうと思ったきっかけは、勤め人になっていたらたぶん自殺願望に取りつかれると思ったからだ。でも、以前は作家か映画監督になりたいと考えていた。なぜって、その頃、僕は音楽なんてアート関係の仕事の中で一番みすぼらしいものだと思っていたからね。オースティンに引っ越したきっかけは、昔、一緒にバンドを組んでいた高校時代の友人がオースティンの大学に通いはじめたからだった。それにオースティンには活発なミュージック・シーンもあったからね。60年代には13thフロア・エレヴェーターズが活躍していたし、70年代にはウィリー・ネルソンがいた。そして、80年代にはバットホール・サーファーズのような奇妙なポスト・パンク・バンドがうようよしていた。ミュージック・ビジネスってことで言えば、ニューヨークやロサンゼルスなんだろうけど、オースティンにはそれよりも盛んなミュージック・シーンがあったんだ」

●現在のオースティン・シーンについては、どう思いますか?

「スプーンは、ずっと大好きだよ。スモッグのビル・キャラハンは――彼は今、オースティンに住んでいるんだけど、僕のオールタイム・フェイヴァリット・ソングライターの一人だよ」

●あなたのバンド、オッカーヴィル・リヴァーは『ザ・ステージ・ネームス』と『ザ・スタンド・インズ』という2枚のアルバムによって、全米規模の人気を確かなものにしましたね。そういう成功は望んでいたものでしたか?

「僕はいつも何かが起こることを期待している。だけど、そういう成功は予想もしていなかった。僕はいつもレコードを出すたび、それがみじめなほど大失敗をして、僕のキャリアを終わらせるんじゃないかと心配してしまうんだ(苦笑)。幸運なことに今のところ、物事はいい方向に進んでいるみたいだけどね。僕達には11年の活動歴があるんだ。決して一夜にして有名になったんじゃないんだよ。その事実が重要だと思う。この11年の間に何度も変化と実験のチャンスがあった。誰も僕らに注目していない間に僕らはこっそりと自分達の音楽を磨き上げてきたんだ」

●多くの人達がリリースを心待ちにしている新作の予定は?

「来年の3月頃にはリリースしたいね。だけど、どんな作品になるかは秘密にしておくよ。だって、今、ここで明かしてしまったら、アルバムがリリースされたとき驚きがなくなってしまうからね」

●今後の予定を教えてください。

「新しいアルバムがリリースされたら、1年かそれ以上、ツアーに出るつもりだよ。それまではブルックリンでのんびりと書いたり読んだり、レストランやバーに行ったり、友達に会ったりしながらのんびり過ごそうと思っている。だって、それらはツアーに出てしまうとできないことばかりだからね」

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トゥルー・ラヴ・キャスト・アウト・オール・イーヴィル/ロッキー・エリクソン・ウィズ・オッカーヴィル・リヴァー(Lively Up  XQJH-1001)

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猫の予防接種

去年まで年2回だった3種混合ワクチンの予防接種がワクチンが変わったとかで、今回から年1回になった。

猫達を掛かりつけの病院に連れていく手間と、病院に連れていかれる猫達のストレスを考えれば、年1回になったことは大歓迎だ。

しかも料金も若干安くなり、いいことばかりだと思っていたら、1回の注射でワクチンの効き目を1年間持たせるわけだから、ワクチンもそれなり強くなっているようで、ねえさんとチビ太は注射の翌日、熱を出して丸一日寝込み、体の小さいあずきちゃんはお腹を下してしまい、トイレの中で「ふうぅぅ」と唸っていた。お腹が痛かったに違いない。

かわいそうに・・・。

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あずきちゃん、ぐったり

猫達の体への負担を考えると、楽になった、安くなったと単純に喜んでばかりもいられない。

ワクチンの量を少し減らすとか、何かいい方法はないものだろうか。

因みに、うちの掛かりつけの病院では1匹5000円。良心的な値段…かな。

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リッシー

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昨年、ファット・ポッサム・レコードからリリースしたEP「Why You Runnin'」がすこぶるよかったので、アルバムのリリースを心待ちにしていた。本当はファット・ポッサムからのアメリカ盤が欲しかったんだが、8月のリリースまで待ちきれず、思わず英コロムビア盤を買ってしまった。

リッシーことエリザベス・モーラス。

「ブルースとフォーク/カントリー両方のファンにオススメのアイドル」と評したイギリスの音楽誌、Q他、現在、英米のプレスが注目しているシンガー・ソングライターだ。

僕は「Why You Runnin'」を聴き、ソウル・ミュージックとフォークの影響が窺える器の大きい楽曲と力強い歌声に加え、茫漠とした大地に佇んでいるようないかにもアメリカンな飾らないルックスにも惹かれた。

出身はイリノイ州のミシシッピ川沿いの町、ロック・アイランド。現在はロサンゼルスから1~2時間ほど北に行ったところにあるボヘミアンな(?)小さな町、オーハイで暮らしているという。

バンド・オブ・ホーセズのビル・レイノルズが4曲、イギリスのシンガー・ソングライター、エド・ハーコート(元SNUG)が1曲プロデュースを担当した「Why You Runnin'」は音数をとことん絞ったうえで、彼女の力強い歌声の魅力をアピールした作品だった。

一方、ビル・レイノルズに加え、ジャクワイアー・キング(キングス・オブ・レオン他)、ジュリアン・エメリー(マクフライ他)ら複数のプロデューサー達とレコーディングしたデビュー・アルバム『Catching A Tiger』は、サンプリングも含むモダンなサウンド・プロダクションの中で彼女の個性を際立たせようとした作品だ。

最初はアルバム全体のポップな印象がちょっと意外だった。しかし、DJの作品にフィーチュアリング・ヴォーカリストとして参加した経歴を持つリッシーだ。そんなに驚くべきことではないのかもしれない。

ソウルフルなロックから60年代のガール・グループ風のポップ・ナンバー、ピアノで弾き語るトラディショナルなフォークまで、EPでは出し惜しみしていた(?)多彩な楽曲の数々が彼女の魅力をさらに際立たせていることを思えば、むしろルーツ・ミュージックは素朴であるべきとかオーガニックであるべきとかという先入観を捨てて、彼女とプロデューサー陣の意欲を評価するべきなのだろう。

今年のSXSWでは見逃してしまったが、ギタリストとキック・ドラムも担当するベーシストを従えた彼女のライヴ、いつか観てみたい。

現在、彼女はロンドンを拠点にイギリス~ヨーロッパをツアーしている真っ最中だ。

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Catching A Tiger / Lissie (Columbia  88697672602)

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Ken Yokoyama @新木場スタジオコースト 7月11日(日)

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ズルい。ズルすぎる。

Kenさん、それはあまりにもカッコよすぎでしょう。

中でもアンコールの「Stay Gold」と「Believer」の流れは鳥肌モノだった。

ライヴを観て鳥肌が立つなんてこと、いつ以来だろう?

ライヴ評は8月売りのミュージック・マガジンさんでばっちり書かせていただきます。

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ソーシャル・ディストーションとルセロ

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ソーシャル・ディストーション

新たにエピタフ・レコードと契約を結び、今秋、6年ぶりとなるニュー・アルバムのリリースを控えているソーシャル・ディストーション。

どういう経緯かわからないけど、僕が愛して止まないメンフィスの4人組、ルセロがそのソーシャル・ディストーションのUSツアーのサポートに抜擢された!

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ルセロ

10月14日のユタ州ソルト・レイク・シティを皮切りに11月23日のアリゾナ州テンピーまで、フランク・ターナーとともに中西部、東部、南部計25公演を回る予定だ。

すごい顔ぶれ。

タトゥー率の高いライヴになることはまちがいないだろう。

ひょっとして、ほぼ100%?!

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グレイス・ポッター&ザ・ノクターナルズ

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グレイス・ポッター率いる5人組、ザ・ノクターナルズの最新3rdアルバム。

『Grace Potter & The Nocturnals』。

現代のスワンプ・ロック・バンドと見なされていた彼らが、ここではR&B色濃いモダン・ロック・バンドに転身を遂げた。

ずいぶん垢抜けしたな。ジャケットもまた、今回の変化を雄弁に物語っている。

プロデューサーは、ビヨンセやアリシア・キーズを手掛けたマーク・バットソン。

実はT・ボーン・バーネットのプロデュースの下、ジム・ケルトナーやマーク・リボーをゲストに迎え、レコーディングを行い、一度はアルバムを完成させたはずだった。

しかし、『Medicine』と名づけられたそのアルバムはレーベルによってお蔵入りにされてしまった。

理由は、アルバムの出来が生々しすぎた、暗すぎたからだともポッターのソロ色が濃すぎたとも言われている。

ともあれ、バンドはバットソンを迎え、レコーディングを一からやり直した。そして、意欲作が完成した。

3作目にして初めてのセルフ・タイトルには、新作があくまでもバンドのアルバムであることを印象づけたいという意図もあったんじゃないか――。

グレイス・ポッター&ザ・ノクターナルズはヴァーモント州ウェイツフィールド出身の5人組。結成は04年。

ハモンド・オルガンと取っ組み合い、フライング・Vをかき鳴らしながらシャウトするポッターのエネルギッシュなパフォーマンスで全米の大観衆を沸かせてきた。因みに07年にはフジロック・フェスティバルに出演するため来日もしている。

垢抜けたとは言え、ライヴ・パフォーマンスに現れる奔放さやド迫力のシャウトも聴かせるソウルフルなシンガーという意味では、最新アルバムでもポッターの魅力は何ら変わっていない。

因みに最新作からベーシストがライアン・アダムス&ザ・カーディナルズなどでプレイしてきたキャスリーン・ポッパーに交代。そう言えば、ノクターナルズの前のアルバム『This Is Somewhere』のプロデューサーは、アダムスのかつてのバンド、ウィスキータウンのメンバーだったマイク・ダリーだったっけ。

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Grace Potter & The Nocturnals / Grace Potter & The Nocturnals (Hollywood  D000283202)

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映画『イエロー・ハンカチーフ』

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クレム・スナイドのイーフ・バーズリーが音楽を担当した映画『イエロー・ハンカチーフ』が先週末、日本でもついに公開された。

『幸福の黄色いハンカチ』を、アメリカでリメイクしたこの作品。

イーフが初めて手掛けた映画『Rocket Science』の音楽が素晴らしかったので、日本で公開される日をずっと心待ちにしていた。

映画の公式ホームページには「音楽:イーフ・バーズリー/ジャック・リブジー」とちゃんとクレジットされている。

出世したなぁ…。

長年、彼の音楽を聴きつづけてきた一ファンとしては、なんだか感慨深いものがある。

昨年、クレム・スナイドを再編したイーフは現在、今年2月にリリースしたクレム・スナイド名義の最新アルバム『The Meat Of Life』をひっさげ、断続的にアメリカ・ツアーを行っている真っ最中だ。

7月14日からは東海岸ツアーが始まる。

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クレム・スナイド。右端がイーフ

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The Meat Of Life / Clem Snide (429  FTN17804)

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