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デルタ・スピリット

Deltaspirit

ストーンズのようにもストロークスのようにもボブ・ディランのようにも聴こえるロックンロール。

南カリフォルニアの4人組、デルタ・スピリットの2ndアルバム『History From Below』。

今回は、トラディショナルなフォーク・ナンバーもやっている。

その新作は今年1月、急逝したアメリカの歴史家/政治学者/社会評論家/劇作家、ハワード・ジンがインスピレーションになっているそうだ。

つまり、アルバム・タイトルはジンの著書『民衆のアメリカ史』のテーマを言い表したものらしい。

フロントマンのマシュー・ヴァスケスのギターにマジックで書かれた「ZINN」の文字は、つまりそういうことだったわけだ。

デルタ・スピリットの結成は05年。

ラウンダー・レコードと契約して、08年にデビュー・アルバム『Ode to Sunshine』をリリースしてからめきめきと頭角を現してきた。

僕が注目したきっかけは、カリフォルニアのインディー・レーベル、モナーキー・ミュージックがコールド・ウォー・キッズに続いてデビューさせた新人という話題だった。

昨年と今年、SXSWで彼らのライヴを観たが、ともに大盛況だった。

アメリカのみならず、イギリス/ヨーロッパでもじわじわと人気に火がつきはじめた。

あの『ゴシップ・ガール』でも曲が使われた。

この新作をきっかけに彼らはさらなる飛躍を遂げるにちがいない。

曲のかっこよさもさることながら、このバンドは、がなるように歌いながら野性味と哀愁を同時に伝えるシンガーの歌声が特に大きな魅力なのだ。

Historyfrombelow

History From Below / Delta Spirit (Rounder 11661-9098-2)

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