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FINCH interview

3度目の来日を実現させたフィンチは
現在、新作作りの真っ最中

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フィンチとフューネラル・フォー・ア・フレンド――。

00年代前半、ロック・シーンの新しい波をリードした2組のジョイント来日ツアーが実現。

12月4日の赤坂ブリッツ公演の本番前、楽屋でフィンチのヴォーカリスト、ネイトに話を聞いた。

今年3月、7年ぶりの来日公演を実現させ、その模様をライヴ・アルバムとしてリリースした彼らは現在、3作目のアルバムを作っている真っ最中。今回の来日ツアーでも新曲2曲を披露した。

たぶん、来年春頃にはファンを喜ばせるニュースも聞けるはずだ。

●ジャパン・ツアーは楽しんでいますか?

「もちろん! 日本はもう3度目だからね。東京にいる限り、自分達だけで行動もできるし。うん、楽しいよ」

●フューネラル・フォー・ア・フレンドとは、これまでに対バンしたことってあるんですか?

「うん、あるよ。もうずいぶん前だけど。たぶん、02年頃だったと思うんだけど。ナイスな連中だったって記憶があるよ」

●彼らの音楽は好き?

「ああ、もちろん。いいバンドだと思うよ。もっとも、それほどCDを聴きこんだってわけじゃないけどね(苦笑)。そもそも自分から進んで他のバンドのCDを聴いたりするタイプの人間じゃないんだよ。いろいろなバンドが『聴いてよ』ってCDを持ってきたり、友達が『聴いてみなよ』っていろいろ薦めてくれたりするけど、自分の曲を作るのに忙しくて、そこまで手が回らないと言うか、何と言うか、そういう意味では、怠け者なんだよ(苦笑)」

●最近、お気に入りのCDって言うと?

「あぁ…。うーん、自分でも今さらだとは思うけど(苦笑)、ホラーズのEPと1stアルバムはよかったね」

●かつてフィンチとフューネラル・フォー・ア・フレンドって、それぞれにアメリカとイギリスを代表するスクリーモの先駆者と見なされていたけど、彼らにライバル意識を感じたことってありますか? 

「ないよ、ないない(笑)。さっきも言ったように積極的に他のバンドをチェックするタイプじゃないんだよ。フューネラル・フォー・ア・フレンドを含め、他のバンドにライバル意識を持ったことは一度もないよ」

●今回のジャパン・ツアーはフューネラル・フォー・ア・フレンドとヘッドライナーを交互に務めているそうですね。先に演奏するのと、後で演奏するのとでは気分って違うものですか?

「いや、変わらないよ。僕らには、そういうエゴはないから、正直、どっちでもいい。特に日本はね。だって、アメリカみたいに目当てのバンドが終わったら帰っちゃうようなファンはいないだろ」

●アメリカには、そういうファンが多いんですか?

「みんながみんなってわけではないけど、そういうファンは少なからずいるよ」

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ネイト

●ツアー中、フューネラル・フォー・ア・フレンドのメンバーとは遊びに行ったりしているんですか?

「四六時中、一緒だよ」

●ネイトが一番仲いいのは?

「たぶん、マットかな。やっぱりシンガー同士、引き合うものがあるのかもね。もちろん、メンバー全員と仲がいいけど、一番話が合うのはマットかもね」

●マットとはどんなことを話すんですか? 

「マットと俺も大の映画好きなんだよ。しかも、今回、一緒にツアーしてみてわかったんだけど、マットは俺と同じで、デヴィッド・リンチの大ファンなんだ。しかも、リンチ作品のことを本当に理解している。もちろん、いろいろなことについて話すけど、やっぱり一番話題になるのはデヴィッド・リンチの映画のことかな」

●へぇ。リンチ作品で好きなのは?

「『ツイン・ピークス』かな。映画だったら『マルホランド・ドライヴ』だな」

●『ツイン・ピークス』で"世界一美しい死体"と謳われたローラ・パーマーを演じていたシェリル・リーって、すっかりおばさんになっちゃいましたね。

「ああ、そうなんだ(笑)。最近の姿は見てないけど、でも、かなりおばさんになっちゃったんだろうなぁ。だって、『ツイン・ピークス』って、20年も前のドラマだぜ」

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ネイトといとこのダニエル(B)

●10月と11月はATTICUS TOURでヘッドライナーを務めたそうですね?

「その時も今回と同じで、ブレスザフォールとダブル・ヘッドライナー・ツアーだったんだけど、ブレスザフォールのファンは俺達を観ないで帰っちゃったんだよね。まぁ、ダブル・ヘッドラインと言いながら、ブレスザフォールがメインではあったらしいんだけど、その時はそのツアーをやる意味があると思えたんだ。正直、最高と言えるようなツアーではなかったけど、俺達は何かやらなきゃって感じていたんだ、少なくともあの時はね」

●その後、サンクスギヴィング・デーはどんなふうに過ごしたんですか?

「アパートに家族を招いて、ガールフレンドと料理したり、テレビを見たりしたよ」

●ブラック・フライデーには買い物に行きました?

「いやぁ、俺にはそういう習慣はないよ。それに日本に行かなきゃいけなかったし」

●今もティミキュラに住んでいるんでしたっけ?

「ああ。引っ越したいとは思っているんだけどね」

●ジャパン・ツアーが終わって、アメリカに戻ってからは、どんな予定が待っているんですか?

「新しいアルバムを完成させる! それ以外は特に決まっていない。たぶん、曲を書いたり、その曲を練習したりすることになると思う。とにかく、今は新しいアルバムを完成させること以外は何も考えていないよ」

●新作のレコーディングは、どの程度進んでいるんですか?

「完成間近だよ。もう25曲ぐらい出来上がっているんだ。後はそれをまとめて、足りない部分を埋めるだけなんだよ」

●さっき聴かせてもらった「Hail To The Fire」と「World Of Violence」という新曲が新しいアルバムの路線と考えていい?

「そうだね、新しいアルバムを代表する曲と言えるかもね。もちろん、その2曲とは全然違うタイプの曲も収録されるとは思うけど」

●最終的には、どういう作品にしたいと考えているんですか?

「作っている最中だからね、まだ何とも言えないよ。うーん、表現するのは難しいな」

●たとえば、1stアルバムはスクリーモ、2ndアルバムはプログレと言われましたよね?

「そうだね。でも、自分達の音楽に、自分でラベルを貼ることはできないよ。それは聴いた人がやることさ。それに前の2枚がそう言われたからって、俺達はそういう作品を作ろうと考えていたわけではないしね」

●新作は自主リリースしようと考えているんですか?

「いや、できることなら、どこかのレーベルと契約したいんだ。そう思って、いろいろなところにデモを送ってはいるんだけど、今のところ全然、返事がないんだよ。自分達でもびっくりなんだけどさ(苦笑)」

※実際は、いくつかのオファーがあるらしい。

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ドリュー(DR)とランディ(G)

●では、最後に来年の抱負を聞かせてください。本番前にありがとうございました。

「とにかく新しいアルバムを完成させること。そして、それをこれまでで一番素晴らしい作品にすることだね」

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ライヴ・イン・ジャパン/フィンチ(イン&アウト INO-6)

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